「仕事が辛くて会社を辞めたい」
「高卒だから、ここで会社を辞めたら再就職できないかも…。」
そんな悩みを抱えて過ごしていませんか?
・残業が多くて辛い
・仕事がきつい
・夜勤が辛い
高卒で働いていると労働環境や仕事内容がきつく、このようなことで仕事を辞めたいと悩んでいる人も多いです。
実際、僕も高卒で会社員として働いていますが、上司に理不尽なことで怒られたり、給料が少ない上に出世も見込めない職場で、日々ストレスを抱えながら働いている一人です。
「高卒だと選べる仕事の幅も狭いし、仕事辞めたいけど辞められないよ!」
と悩みを抱えながら会社で業務をこなす日々の中で、一体どんな選択をしたらよいか、何が正解なのか分からなくなってしまいますよね。
この記事では、高卒で仕事を辞めたい人に向けて、
・高卒で仕事を辞めたい人が取るべき行動
・高卒が仕事を辞めたい場合の進路の選択肢
について、高卒会社員の僕が詳しく解説していきます。
仕事が辛くて仕事を辞めたいと思っている人の力に少しでもなれれば幸いです。
高卒が仕事を辞めたいと思うきっかけとは?
給料が安い
高卒が仕事を辞めたいと思う理由でダントツ1位なのが、給料の安さに対する不満です。
右も左も分からない高校生の時に就職活動をして会社に入った時、初めのうちは仕事を覚えることに一生懸命で会社に対する不満を感じる暇はないと思います。
むしろ初めて自分でお金を稼ぐ事ができた喜びで、例え給料がいくらであっても嬉しさでいっぱいだったことでしょう。
しかし時が経ち、仕事にも慣れた頃、ふと思うのです。
「働きに対して自分の給料は安くないか?」
社会人の仲間が増えてくると、
「あれ?大卒の人の羽振りがやけにいいな…。やっぱり、高卒の自分の給料は安くないか?」
よくも悪くも、社会人生活に慣れて自分と周囲との違いを客観的に見られる余裕ができてくると、改めて「仕事とお金」について考えるようになります。
やはり、高卒は大卒に比べるともらえる給料は安く設定されています。
例え同じような業務をこなしていたとしても、大卒よりも自分の方が仕事が出来るとしてもです。
頑張ったところで、安い賃金で働かされていると思ったら、バカバカしくなってしまいますよね。
そのうちに沸々と、「仕事を辞めたい…。」という思いが湧き上がってくるのです。
仕事にやりがいを感じない
最終学歴で高卒が就ける仕事は職種が限られてきます。
子供の頃に憧れていた職業は、もしかすると大学を卒業しなければ就くことができないかもしれません。
例えば、求人票を見ると、条件として「大卒以上」となっている職種は、研究開発、生産技術など魅力的なものが多いですが、「高卒以上、学歴不問」と書かれている職種は単純作業がメインになります。
つまり、高卒が働ける仕事と、高卒では働けない仕事があるので、高卒だと本当に興味がある仕事、自分の適正にあった仕事に従事できない可能性があるのです。
もしあなたが現在仕事を辞めたいと感じているなら、少ない選択肢の中から選んで就職した会社ですから、子供の頃から憧れていた職業に就くのと比べて、仕事のモチベーションが上がらないのも無理はありません。
仕事のやりがいを感じないまま、毎日職場と家の往復をする中で、
「一度しかない人生、果たしてこれで良いのかな?」
と考え始めたらどんどん悩みは深くなり、仕事を辞めようか、それとも続けようかと悶々とした気持ちになりませんか?
学歴社会の会社で居心地が悪い
学歴を問わず、社会人が退職を考える理由で最も多いのは、人間関係や、会社の雰囲気と言われています。
職場の上司からパワハラまがいの扱いを受けたり、職場に居場所がないと感じたら、誰でも逃げ出したくなりますよね。
高卒であれば、会社で学歴を馬鹿にされたり、学歴が低いことで差別的な扱いを受けることは少なからずあります。
仕事でミスをすると「高卒は使えねぇな!」と言う嫌味な上司がいたり、大卒の社員ばかりを可愛がったり、社内に高学歴者が優位な雰囲気が漂っていると、そこには自分の居場所がないと感じてしまいます。
実際僕が経験したことですが、高卒後に会社に入るとすぐに技術や社会人としてのマナーを学ぶ研修があったのですが、大卒と高卒では全く内容が違っていたのです。
大卒は数週間~1ヵ月みっちり教育されるのに対して、高卒の僕は1週間もなかったです。
このことからも、大卒は将来の管理職候補として、高卒は管理職になれず定年まで一般職であることが入社時に既に決められているような気がして、それから会社での居心地がとても悪く感じるようになりました。
仕事がきつい
高卒で就職した人の中には、現場職や工場勤務の人も多いのではないでしょうか。
このような仕事は肉体労働ですので、毎日立ちっぱなしはもちろんのこと、足腰に負担がかかる仕事も多いでしょう。
また、一つの製品をライン作業で作っている場合、他の作業者の迷惑になってはならないと思い、さまざまな場面で気を使うので精神的にもきつい部分があると思います。
そしてブラック企業に就職してしまった人は、夜の12時を過ぎても終わらない残業や休日に出勤させられることもあり、心身ともに疲れ果てることもあるでしょう。
このように高卒で就職すると肉体労働がメインであったり、ブラック企業に捕まるリスクも高いため、仕事がきついと感じ、辞めたいと思うようになるのです。
そのような仕事を日々続けていると、
「こんな毎日を送っている僕は底辺だ…」
と自分に自信がなくなり、仕事を辞めたいという思いがさらに強くなります。
高卒が仕事を辞めたい場合の選択肢とは?
高卒で仕事を辞める場合、辞めた後の進路選択次第でその先に開かれる道が全く違ってきます。
仕事を辞める前に、将来の自分の理想像をイメージしておくと、退職後に取るべき行動や、選ぶべき道が見えてくるのではないでしょうか。
ここでは、高卒が仕事を辞めたいと感じた時、辞めた後にはどんな進路の選択肢があるのか紹介していきます。
転職する
仕事が嫌になったり、どうしてもモチベーションが上がらない時には、潔く今の仕事を辞めて転職するという選択も悪くありません。
高卒が仕事を辞める場合、何かしらの仕事をしていかなくては生活がままならないので、多くの人は転職を選択するでしょう。
転職する場合は、現在の会社に在籍しつつ、次の転職先を見つけてから辞めるのが一般的です。
転職が決まっていない段階で仕事を辞めると、次の仕事が決まらずそのままフリーターになってしまうリスクがありますからね。
転職する際、同じ業種への転職は成功率は高まりますが、同じような労働環境の職場であれば、また同じ思いをして仕事を辞めたいと感じる可能性があるので、思い切って異業種にチャレンジしてみるのもありです。
ただし、異業種の仕事に転職する場合には、年齢が若い方が有利になります。
なぜなら若いうちの方が新しいことを吸収するスピードが圧倒的に早く、全く知らない業種に移った時にも慣れるまでに時間がかからないからです。
また、ただでさえ高卒は給料が高くはありませんから、昇給を考えると、早めに転職した方が金銭面でも安定しやすいでしょう。
転職を視野に入れている方はこちらの記事で転職の方法を解説しています↓
【高卒の工場勤務から転職できる?転職方法を詳しく解説します】
専門学校や大学に進学する
高卒で会社を辞め、新しい転職先で働き始めたとしても、結局は同じ思いをすることになるかもしれません。
特に、自分の中に学歴コンプレックスがあるのであれば尚更、転職後もモヤモヤした気持ちは残ってしまうのではないでしょうか。
社会人として働いてみて、やっぱり学歴の必要性を感じたり、社会人として働いてみたからこそやりたい仕事の方向性が見えてきたのなら、思い切って専門学校や大学に進学して、学歴を手にするのは素晴らしい選択です。
大胆な選択になりますが、生活費はひとまずアルバイトなどでまかないながら、学びたい学校に通うのもありでしょう。
大学や専門学校では、仕事をしている人向けに夜間部を設けているところもありますし、通信教育で授業を受けられるところもありますから、働きながら学歴を得ることも可能です。
学歴や資格を持っておけば、これから先、転職する時に選択の幅が広がることは間違いありません。
一時的には収入が減少するかもしれませんが、今までに感じていた学歴コンプレックスを克服する最良の方法でもあります。
大学に興味がある方はこちらの記事で詳しく解説しています↓
【高卒社会人から大学入学するのって意外と簡単!?入学方法を教えます】
起業する
「転職しても現職の悩みはきっと解決されない」
「社会人から大学へ進学する必要性を感じない」
という方は思い切って起業してみるのもいいでしょう。
会社を辞める決断をすることは、その後どの道に進むにしてもとても勇気が要ることですが、高卒で会社勤めに疲れてしまったら、自ら会社を立ち上げて起業する道もあります。
高卒であれば、大学などで学ぶ経営の知識がないので、その点では大卒と比べて起業するハードルは高くなります。
しかし、実際に高卒で就職した会社でノウハウを身に着けて起業し、成功を収めた人もいます。
例えば、運送業や重量屋、設計事務所など、高卒が多い業界や技術を身に着けることができれば起業が可能な業界もあります。
ですが、いきなり仕事を辞めて起業するのは難しいですよね。
僕のおすすめは、今の仕事を続けながら、まずは副業として始めることです。
当然起業をするには起業する方法、経営学の知識が必要ですが、何より技術が一番大切でしょう。
起業までの第一段階として、クラウドソーシングを活用したり、身近な人の手伝いなどで、副業から始めてみましょう。
海外留学
自分の視野を広げるため、退職後に海外に留学をする選択肢もあります。
悩み抜いた末に会社を辞めるのですから、この選択をした事が自分にとって何らかのプラスにならなければ意味がありませんよね。
思い切って環境を変えてみることは、机に向かって知識を詰め込むよりも大きな収穫があります。
社会は、学歴が高い人材と同等にグローバルに活躍できる人材を求めています。
英会話教室に熱心に通って英語力を身に付けるよりも、実際に海外に渡って生活をし、その土地の文化を肌で感じることは、これからの仕事に生かされるだけでなく、自分の人生観にまで良い影響がもたらしてくれる可能性があります。
高卒で仕事を辞めたい人が取るべき行動
前項でも説明しましたが、高卒が仕事を辞めたいと思ったときの進路の選択肢は、別の会社に転職する、専門学校や大学に進学する、或いは留学するなど、この他にも考えられるケースはたくさんあります。
ですが、一社会人として最終的に目指すところは、
「自分にとって良い仕事に辿り着く」
ということですよね。
仕事を辞めた後、最も避けたい事態は、仕事を辞める前の状況よりも悪い状況になってしまうことです。
例えば、正社員で働いていた会社を何らかの理由で逃げるように辞めてしまって、適当なアルバイトで食い繋ごうとしたりしてしまうと、必ず生活水準が下がってしまいます。
正社員としての責任や重圧からは解放されるかもしれませんが、ボーナスも出なければ、有休もない、収入も少なくなるなんて悲しすぎますよね。
また、一度楽な方に逃げてしまうと、そこから上を目指す気力がなかなか湧かないため、長らくフリーター生活から脱出出来なくなる可能性もあります。
仮にフリーターの方が収入が良かったとしても、フリーターを続けることはデメリットの方が多く、快適だとしてもお勧めはできません。
いい年をして「フリーターをやっている」なんて言ったら、異性は振り向いてくれるでしょうか?
きっと、その言葉を聞いた瞬間恋愛対象から外されてしまうでしょう。
仮に恋人ができたとしても、フリーターだと名乗ったら恋人の両親からは怪訝そうな顔をされてしまいます。
フリーターをしている友達を自分の周囲に堂々と紹介出来るでしょうか?
きっと心のどこかで、「フリーターと仲が良いと思われたら恥ずかしい…。」などと思って終わないでしょうか?
つまり、きちんとした仕事に就いていないと、大人としての信用が得られずに生きづらい人生となってしまうのです。
高卒で仕事を辞めたい場合の選択肢の中にあるように、専門学校や大学に進学することは、学歴コンプレックスを解消できたり、将来の幅が広がるかもしれないというメリットもありますが、いくつかのリスクもあります。
まず1つ目のリスクとして、収入が少なくなり出費が増えることで、生活水準が低下することは容易に想像ができますよね。
「専門的な分野を学んだり、大卒の資格を手に入れれば、高卒の時よりも高い給料がもらえるのだから、それで補填すれば良いじゃないか!」
と考えるかもしれません。
しかし、そう上手くいかないこともあるのが2つ目のリスクです。
大学卒業前の就職活動で、希望する会社に採用されるとは限りません。
中途で入学した学生は、当然現役の人と比べて年齢が高いですから、現役で入った若い学生の方が採用されやすい傾向があるのです。
つまり、生活水準を落として学歴を手に入れたとしても、必ずしもキャリアアップが測れるとは限らないのです。
このようなさまざまなリスクを考えると、仕事を辞めたい人が取るべき行動は、やはり転職でしょう。
正社員から正社員への転職はリスクが少なくて済み、むしろ今よりも良い環境、良い条件で働ける可能性があります。
高卒者を積極的に採用している会社はたくさんありますし、労働条件は求人票に書かれているので、就職後の生活のイメージもしやすくなります。
そして、「正社員」という肩書きがあるだけで、周囲からの信頼感も保つことが出来ます。
高卒であることにコンプレックスを感じている社会人はもの凄く沢山いるはずなのに、多くの人が退職後に選択するのは進学ではなく、転職なのはこのような理由があるからなのです。
高卒の正社員転職でおすすめの職種
文部科学省が発表した高等学校卒業者の就職状況調査によると、平成31年度のデータでは、高卒の就職率はなんと98.2%という結果になっています。
「こんなに高いの!」
と驚くかもしれませんが、あくまでこれは高校新卒者の統計です。
高卒での採用の場合、若い人材を時間をかけて育成することを目的としているので、高校を卒業したばかりの新卒者は歓迎されますが、年齢が上がるに連れて転職は厳しくなります。
一方で、大学で専門的な分野を学んできた人は、年齢が上がってもその知識やスキルを買われ、転職しやすい傾向にあります。
このような高卒の正社員の転職事情を聞くと、
「高卒は転職できないのでは?」
と思うかもしれませんが、高卒でも転職しやすい職種があるのです。
ここでは、高卒でも採用されやすく、さらに活躍できるお勧めの職種をご紹介します。
営業職
営業職は、高卒でも採用されやすく、また転職も歓迎されやすい業種です。
高卒でも採用されやすい理由としては、専門的な技術や知識がなくても、会社に入ってからスキルを身に付けることが十分に可能だからです。
営業職は向き不向きがハッキリと分かれる職種なので、営業成績が振るわない人などは早期に退職する傾向にあります。
そのためポストに空きが出やすく、中途採用の募集を見つけやすいのです。
営業職は、基本給の他にインセンティブが加わって給料が支払われるので、他の業種に比べると給与水準も高くなります。
営業職の適性がある人なら高卒でも十分に稼げるので、高卒の転職にはお勧めの仕事です。
営業職に興味がある方はこちらで詳しく説明しています↓
【高卒でも営業の仕事はできる?営業でおすすめの業種を教えます】
製造業
製造業では高卒者の転職を歓迎している企業が多く、技能職として積極的に採用しています。
製造業と一口に言っても、生産するものや配属される部門で仕事内容は全く異なりますが、製造業の給料は高く設定されています。
24時間体制で稼働している工場も多く、夜勤の仕事を担当すれば手当もついて大幅に給料がアップします。
つまり、収入を増やしたいと考えている人は、数ある製造業の中から高収入の仕事や労働条件の職場を探して働くことが可能なのです。
人付き合いが苦手な人は、通常業務では人と接することがない工場のライン業務に就けば、人間関係の煩わしさを軽減できます。
また、製造業は基本的にシフト制で勤務が交代するため、プライベートの予定を立てやすく、ライフワークバランスが取りやすいというメリットもあります。
製造業の仕事は幅広いため、自分の適性や希望に合った働き方を見つけることは十分に可能でしょう。
IT業界
大学や専門学校を卒業しなければIT業界で働くことはできないと思われがちですが、高卒でも就職することは可能です。
便利なスマホのアプリやSNSなどが続々と登場し、IT業界はこれからもどんどん進化していきます。
例えITに関する知識や技術を大学で学んでなくても、技術を身に着けて成果を上げ、キャリアップして行けば、IT業界で上に登りつめることが出来ます。
つまり、実力次第で高収入が見込める業種なのです。
スキルを高く評価されれば、大卒の年収を大きく上回ることもできるでしょう。
IT業界が未経験なのであれば、
・ITパスポート
・基本情報技術者
などの資格を目指して勉強するのもお勧めです。
未経験からIT業界を目指すなら、ITシステムやWebシステムが正常に稼働するようにインフラ環境を設計・点検するインフラエンジニアや、ITプログラムを作成・開発するプログラマーの求人を探してみると良いでしょう。
仕事を辞める前に将来のキャリアプランを明確にしておこう
高校新卒で就職することは簡単でも、転職となると難易度が一気に上がってしまうことはお分りいただけたと思います。
また、転職に成功したとして、その転職先でも仕事を辞めたいと思った時には、そこからの転職はかなりハードルが高くなります。
このような後悔しない転職をするためには、仕事を辞めてしまう前に将来のキャリアプランを明確にしておくことが最も重要です。
それを怠って行動起こしてしまえば、仕事を辞めた後なかなか次の仕事が見つからなかったり、転職前よりも悪条件で働くことになってしまいます。
高卒が仕事を辞めたいなら、辞める前に次のことをしっかりと考えておかなければなりません。
・今の仕事の何が不満なのか
・自分がチャレンジしたいことは何なのか
・自分にはどんな適性があるのか
今の仕事に対する不満を曖昧なままにしておくと、後に転職した時にも同じ思いをしてしまう可能性があります。
今感じている嫌な思いをする心配がない会社を見つけるためにも、あえて嫌なところを具体的に把握しておきましょう。
また、仕事にやり甲斐を感じて働きたいと思うのは誰しも同じです。
生涯の仕事としてチャレンジしたいことを仕事を辞める前にはっきりとさせておく必要があります。
そして、「好きなこと」と「できること」は違います。
趣味のような高揚感はないにしろ、得意なことで人から評価されたり、人から感謝されることは非常に気持ちが良いものです。
自分が得意なことを仕事にした方が高収入につながる可能性は高まるので、「自分には何が出来るのか」をしっかりと考えてもらいたいものです。
上記の3点を踏まえた上で、10年先の自分はどんな風になっていたいのかを考えてみて下さい。
すると、そこに近づくためにはその5年前からに何をしていて、3年前は何をしていなくてはいけないかが薄っすらと見えてくるでしょう。
では1年前は?半年前は?このように先の未来から逆算することで、将来のキャリアプランが練りやすくなるはずです。
高卒でも仕事を3年以内に辞めてもいい理由
高卒で3年以内の離職率は約4割と言われています。
初めての恋人と結婚するのは難しいように、多くの人が初めて働いた会社でずっと働き続けることは簡単ではないのです。
考えてもみれば、最近まで高校生だった人がいきなり社会人として働き出すのですから、上手く続けられる方が運が良かったとしか思えません。
世間一般的には、
「仕事は辛くても3年続けろ!」
と言われますが、その必要は全くありません。
3年以内に辞めたとしても、転職の際にはほとんど影響しませんし、
「嫌な職場で辛かったですが、3年間どうにか頑張りました!」
と転職の際にアピールしても、
「それで?だから?」
と転職先の面接官に思われるだけでしょう。
ここでは、高卒が3年以内に仕事を辞めてもいい理由を説明していきます。
辛い仕事を続けると心身に悪影響を及ぼす
どんな仕事でも、仕事は楽しい事ばかりではありません。
「仕事が辛い」
「仕事を辞めたい」
と悩む時期は誰しもが通る道でしょう。
しかし、自分が本当に辛いにもかかわらず、
「これを乗り越えた末に、未来の輝く姿があるのだから…。」
などと真面目な人ほどこんな風に考えて、自分の限界ギリギリまで我慢してしまいます。
でも、その我慢がとうとう限界を超えてしまった時、自分の体に異変が現れてしまうのです。
仕事のストレスが原因でうつ病を発症したり、パニック障害になってしまう人は少なくありません。
その異変は突然やってきます。
大切なことなのでもう一度言いますが、異変は突然やってきて、心身が一度壊れてしまえば、なかなか元の正常な状態には戻りません。
「就職したばかりで仕事を辞めてしまうなんてかっこ悪い」
「職場のみんなに迷惑がかかる」
このように思うかもしれませんが、何より大切にするべきは自分の命です。
「我慢=お金」ではありません。
我慢すればお金が稼げるわけではなく、我慢をすれば心身が少しずつ壊れていっているということを改めて再認識してもらいたいと思います。
あまりにもストレスが大きいのなら、就職して間がないとしても、仕事を辞める選択をした方が良いでしょう。
年齢が若い方が転職がしやすい
高卒後、働き始めて間もなく
「やっぱりこの会社は自分には合わない」
と感じたら、ズルズルと働かずにスパッと辞める方が良い展開になることの方が多いです。
先程も説明しましたが、高卒の転職では、若いうちからたくさんのスキルを身につけて、長く会社に貢献してくれる若い人材が求められています。
年齢が高くなるほど転職の選択肢が狭まってしまうので、就職して3年以内に辞める選択はメリットの方が大きいと言えます。
高卒後に実際に仕事をしてみると、自分の適性、理想とする労働環境、キャリアプランなどが見えてくるはずです。
このような社会や仕事を知り、勤務3年未満の若い今だからこそ、最も良い転職先選びが出来るのではないでしょうか。
まとめ
高校新卒時の就職率は高くても、一度会社を辞めて転職となった時には大卒のようにスムーズにはいきません。
仕事を辞めたいと思った時は、自分と向き合い、これからのキャリアプランを立てた上で転職活動をすることが大切です。
高卒の転職は採用の面、キャリアアップの面からも若いうちにするべきなので、「仕事を辞めたい」と感じたら、考えることを先延ばしにせず、早い段階から情報収集を始めましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。