高校卒業後に正社員として就職せず、高卒でフリーターをしていると、
「このままフリーターを続けるべきか」
「思い切って正社員へ転職するべきか」
自分はどっちの道に進めばいいのか決断できず、毎日頭を悩ませていませんか?
高卒後にフリーターを続けている理由は人それぞれありますが、正社員として働かなければ、将来失うものが大きいことも知っておかなければなりません。
この記事では、
・高卒フリーターの末路
・高卒フリーターが今すぐ正社員へ転職するべき理由
について詳しく解説していきます。
この記事をお読みいただき、フリーターを続けていてはダメだと感じて正社員へ転職するか、フリーターの末路を知った上で今のままの生活を続けるかの決断をする判断材料にして頂ければ幸いです。
そして、「フリーターより正社員の方が良いに決まっている!」
と頭では分かっているけどなかなか行動できない人向けに、
・高卒フリーターの末路を回避するために取り組むべきこと
・高卒フリーターから正社員転職できる業界
についても解説していきますので、高卒フリーターから抜け出したい方はぜひ参考にしてみてください。
高卒フリーターの末路とは?
フリーター生活を長く続けると将来どうなるのでしょうか。
ここでは、フリーターが辿る人生の末路を紹介していきますね。
同世代よりも年収が低く惨めな思いをする
20代前半の頃は、フリーターも正社員も、給料の手取り額はそれ程違いがありません。
正社員といえども、初任給は決して多いわけではなく、高卒で16万円程度が初任給の相場となっています。
これくらいの金額なら、
「アルバイトでもこれくらい稼げるよ!」
と思うかもしれませんね。
ですが、正社員は高卒であってもボーナスがありますし、勤務年数が経つごとに昇給や昇進があるため、その分年収が高くなります。
そして働き盛りの30代、40代になってもフリーターを続けていると、正社員として働く同世代との収入格差はどんどん開いていくのです。
また、正社員であれば出世の可能性もあるので、そうなればフリーターとの年収の格差は数百万まで開きます。
毎週飲みに出かけ、毎年のように旅行に行き、仕事が休みの日には好きなことを楽しんでいる正社員の友人を見ると、
「なんであの時正社員にならなかったんだろう!」
と、後悔の気持ちが沸き上がってくるでしょう。
一方フリーターは、アルバイトを数こなさなければ生活もままならない状態で、来る日も来る日もアルバイトに明け暮れることになるのです。
恋人が出来ずに寂しい思いをする
高卒後すぐの若い頃はフリーターでも恋人はできるでしょう。
しかし、ある程度年齢を重ねると、正社員として働いている人でなければ、異性から恋愛対象として見てもらえなくなります。
特に、結婚適齢期の女性の目はシビアです。
そろそろ結婚したいと考えている女性なら、当然、安定した結婚生活が送れそうな相手を見つけたいと思うでしょう。
結婚までの時間を無駄にしたくない女性は、フリーターには見向きもしてくれません。
例え正社員でも、高卒とは結婚したくないと思っている女性もいるくらいですからね。
学生時代それ程モテていなかった友人が、大きい会社に入社した途端に女性からモテるようになったり、正社員として働く友人が続々と彼女を作って恋を楽しんでいるのに、フリーターは恋の相手すら見つからないのです。
もちろん、これは女性に限ったことではありません。
女性ほどこの傾向は顕著ではありませんが、男性も恋人を選ぶなら、しっかりと仕事をしている女性が良いと思っています。
一昔前とは違い、夫婦共働きでないと生活が苦しくなる世の中ですから、男性も女性の仕事を重要視するのは当然でしょう。
フリーターだとどうしても、
「一緒にいて自分のプラスになる人」
と思いにくいので、恋の相手として見てもらえないのです。
また、例え良い相手が見つかり交際に発展したとしても、いくつになってもフリーターに甘んじている女性を「彼女」だと胸を張って友達や家族に紹介することは出来ないでしょう。
友達が離れていき孤独を感じる
高校時代、一緒にふざけ合った気の合う友人も、社会人になると関係性が変化していきます。
仕事をしていれば、お互いの都合が合わずになかなか会えないことから、徐々に友人との間に距離が出来てしまうこともあるでしょう。
しかし、フリーターを長く続けていると、友達に見放された形で距離が離れていくので、言い知れない孤独感を感じることになります。
正社員として働き続ける中で社会に揉まれた人と、フリーターで留まる人では社会人としての価値観が違います。
その結果、
「友達として付き合う価値はない」
と判断されて次第に疎遠となっていくのです。
あるいは、自分の方が正社員の友達といると惨めに感じてしまい、会いづらくなるかもしれません。
また、高卒の人は比較的結婚するのが早い傾向にあり、子供ができると家庭が優先になります。
そうなれば、フリーターの自分とは丸っ切り生活が違うので、会うことはなくなるでしょう。
ローンが組めずにお金に困る
生活をしていく上で、車があれば便利ですし、将来は賃貸ではなく家を建てて暮らしたいとも思いますよね。
ですが、何百万、何千万とする大きな買い物をする時に、一括で購入できるほど貯蓄に余裕がある人はほとんどいません。
大きな買い物をするときは、現金一括で支払う能力がなくても、クレジットカードで買い物をしたり、ローンを組んで車を買ったり、住宅ローンを申し込んで月々支払っていくことができます。
しかし、フリーターを続けていると、ローンさえ組ませてもらえません。
ローンを組むためには、信用会社で支払い能力がある人かどうか審査されます。
例え高卒であっても、正社員で一定期間働いていることが証明できれば、この人は支払い能力があるとみなされ、審査を通してもらえます。
一方フリーターの場合は、支払い能力が不安定とされ、審査に落ちてしまうことが多くあるのです。
つまり、フリーターは誰よりも真面目に仕事をしていたとしても、社会的信用がないとみなされ、お金を借りることができないということです。
貯金が出来ずに住いに困る
正社員と違って収入が安定しないフリーターは、貯金に回すほどの金銭的余裕はありません。
「次の給料日までの1カ月間をどうやって過ごそう…」
と考えるだけで精一杯の生活になります。
「正社員になっても今と給料は変わらないよ!」
と言うフリーターの方もいますが、先程も説明したように、正社員は昇給や出世をしていきますので、今現在の収入は変わらなくても将来に大きな差が生まれます。
フリーターであれば昇給はほとんどありませんので、今のような貯金が出来ない生活が一生続くと考えてもいいでしょう。
ボーナスがあれば貯金に回せますが、フリーターはボーナスをもらえないか、あったとしても正社員が貰っている額には届きません。
30代、40代では同世代の人がどんどん家を建てるか、マンションを買っているというのに、金銭的余裕がないフリーターは、いつまでも実家の世話になるか、安い賃貸のアパートにずっと住み続けることになるのです。
両親のスネをかじらざるを得なくなる
フリーターの多くは、実家に住んでバイト先に通っています。
経済的に自立ができないので、家にお金を入れずにただ住まわせてもらっている人が多いのが現状です。
また、一人暮らしをしている人であっても、貯金は全く出来ず、金銭や物資などを親から援助してもらってようやく生活ができるという人も多くいます。
それでは、側から見て、両親のスネをかじっているようにしか見えません。
健康で働いているうちは良くても、体調を崩して欠勤が続いてしまったり、入院することにでもなったら、蓄えもないフリーターの両親の負担は増大することでしょう。
いつまでもフリーターでいることは、自分の親をも心配させ、迷惑をかけることになってしまうのです。
高卒フリーターが今すぐ正社員へ転職するべき理由
フリーターから正社員へ転職するなら、絶対に早く行動に移した方が良いと言い切ることができます。
その理由を知れば、今すぐに行動を起こしたくなるのではないでしょうか?
生涯年収が少なくなる
生涯働いて得ることができる収入を生涯年収と呼びますが、生涯年収の多さは、
「大卒正社員>高卒正社員>フリーター」
となっています。
業種や会社の規模によって生涯年収の幅は広がりますが、
・高卒正社員の生涯年収は、2億円〜2億5000万円程度
・フリーターの生涯年収は、5000万円〜8000万円
となっていて、何と高卒の正社員と比べてフリーターは、およそ2億円も低いことになります。
これはあくまでも生涯フリーターとして働いていた場合ですが、正社員とフリーターの収入格差がかなり大きいことが分かります。
一刻も早くフリーターを出して、正社員として働けば、その生涯年収の差を埋めることができるのです。
年齢が上がるほど転職が難しくなる
今すぐフリーターを卒業して正社員に転職するべきと述べる理由は、年齢を重ねるほど転職が難しくなってしまうからです。
これは高卒フリーターに限ったことではありません。
今まで正社員として働いてきた人でも、年齢が上がれば上がるほど、転職に成功する確率は低くなってしまいます。
どんな業種を選んでも、1人の人間を仕事が出来るまで教育するには、やはり年数がかかってしまいます。
採用する側としては、同じ条件の人が2人同時に面接に来たとしたら、間違いなく若い方の人を採用するでしょう。
このように、若いうちに転職活動をすることで、正社員への転職の成功率を高めることができるのです。
また、正社員は定期的に昇給があり、収入は勤務年数に応じて高くなります。
そのため、年齢が上がってから転職できたとしても、勤務年数が長い同世代と比べて給料は低くなってしまいます。
将来の収入を上げたいなら、少しでも早く正社員へ転職することが大切です。
婚期を逃してしまう
先程、高卒フリーターの末路でもお伝えしましたが、フリーターは恋人ができにくい傾向にあります。
そして当然、恋人ができにくいということは、結婚できる可能性も低くなりますよね。
現代では、20代から30代の未婚の男女ともに85%以上の人が「いずれ結婚するつもり」というデータがありますが、実際は30代前半の男性の半数以上が未婚の結果となっています。
その理由は、所得の低さによって結婚ができない人が若年層の多くを占めているからです。
高収入で仕事が忙しく、結婚するよりもまだまだ仕事を頑張りたいのであれば、自分の意思ですから全く構わないと思います。
しかし、いずれは結婚して家族を持ちたいと思っているのに、高卒でフリーターを続けているのであれば、恋の相手が見つからないまま時間だけが過ぎていくことを再認識してもらいたいと思います。
そうなると、どんどん容姿も衰え、ますます異性から相手にされなくなるでしょう。
将来結婚したいと思ったら、正社員として働いて、結婚適齢期には安定した収入を得る必要があるのです。
高卒でも正社員として働いていれば、例え給料が少ないとしても、リストラされて職を失うリスクが低いため、結婚できる可能性が高くなります。
高卒フリーターが正社員へ転職できるボーダー年齢とは?
「いつでもフリーターから正社員になれるし、まだ大丈夫!」
と思っているなら、それはとても危険です。
フリーターから正社員になれる年齢には、タイムリミットがあることを知っておきましょう。
高卒フリーターでも、まだ年齢が若いのであれば、いくつもの業種の中から希望する業種の面接を受けることができ、正社員として転職することはそう難しいことではありません。
一般的には、29歳までなら転職が上手くいきやすいと言われていますから、20代のうちならかなりの確率で正社員で働ける会社と巡り合うことができます。
しかし、29歳から1年経ち、30代に突入すると一気に転職のハードルが上がります。
と言っても、企業によっては正社員として採用を検討してもらえることがあるので、まだ転職が可能な範囲でしょう。
そして、肝心の転職のボーダーとなる年齢は35歳です。
求人の詳細を見てみると、
「35歳以下」
となっているものが目立ちます。
35歳と企業側が定めている理由は、長期的にキャリア育成するためです。
働き盛りと言われる年齢は30~50代ですが、この時期までに仕事を覚えて一人前になっていなければ、企業側は雇用するメリットがないと考えます。
やっと仕事を覚えてもらい、これから会社に利益をもたらしてくれると思った時に、定年退職間際の年齢だと、人件費の無駄遣いとも言い換えられるでしょう。
特に専門的な技術やスキルが求められる職種の場合、育成には3~5年要しますから、長期的に見た育成が必要になり、「35歳以下」の年齢制限を設けているのです。
また、企業は自社で活躍してくれそうな人材を求めているので、35歳までフリーターをしていた人間を迎え入れることは、会社としても積極的にはなれません。
例え正社員からの転職であっても、35歳であれば、これまでの経験やスキルが重要視されるので、新しい業種への転職は難しくなります。
このように、35歳以上で正社員経験が未経験となると、フリーターからの脱却は相当難しくなると覚えておきましょう。
そして、現在20代の人は、
「まだフリーターでも大丈夫」
と安心してはいけません。
転職市場では年齢が若いだけでかなり有利になりますから、1歳でも歳を重ねれば、それだけ自分の市場価値が落ちているということを頭に入れておきましょう。
フリーターの末路を回避するために取り組むべきこと
ここまでお読み頂いた方は、生涯高卒フリーターを続けることがリスキーな人生であることがお分かりいただけたと思います。
高卒フリーターの末路を知り、なんとかこんな人生を回避したいと思った人も多いのではないでしょうか。
ここでは、フリーターを抜け出すためにはどうしたらよいか、フリーターの悲しい末路を回避するために取り組むべきことをご紹介します。
フリーターを続けることに危機感を持ったなら、少しでも早く以下の行動を起こしましょう。
転職に関する情報収集をしておく
高卒フリーターを抜け出すには、能動的に転職情報を仕入れることが大切です。
ハローワークや求人サイトには日々求人情報が更新されていて、
「学歴不問・年齢不問・経験不問」
などの記載がある求人は実に多くあります。
日々チェックしておくことで、今までのバイトで培った能力が生かせる仕事が見つかるかもしれません。
親や親戚、友人など、正社員で働ける仕事を探している事を伝え、良い会社があるなら紹介してもらえるように頼んでみるのもおすすめです。
まだ求人情報を公にする前の段階の職場を教えてもらえる可能性がありますし、実際、知人の紹介で転職している人は結構多いです。
近年はどの職種も人手不足の傾向にありますから、周囲に仕事を探しているということを伝えておくだけでも、紹介のきっかけになるかもしれません。
また、どの業界がフリーターから正社員になりやすいかなど、自分なりに調べておくのも転職成功への近道となります。
本気で正社員になりたいと思ったら、自分から仕事を探しに行く姿勢が大切です。
転職に役立つ資格を取得する
高卒フリーターでも、資格があれば転職の際にかなり有利になります。
履歴書の資格欄に記入できるような資格を取得すれば、面接の際にも良いアピールとなるでしょう。
ただし、資格を取得するには時間やお金がかかりますから、自分の希望する職種に役立つ資格を調べておく必要があります。
フリーターであれば、資格取得のためのお金を捻出するのも容易ではないはずです。
資格の中には、探してみると検定料が数千円で済んだり、受講料が数万円で、何日かに渡って講習を受けるだけで取得できるものもあります。
英語検定やTOEICなどは、自分で勉強して英語力を上げ、数千円の検定料を支払うだけで履歴書の資格欄に書くことが出来ますから、お金をかけたくない人にはお勧めです。
英検であれば最低2級、TOEICであれば800程度のスコアを目指したいものです。
また、フリーターのメリットである、時間に融通が利くことを生かして、専門学校などに入学して資格を取得する道もあります。
専門学校に入学するには、高額な入学金や学費を用意する必要がありますが、卒業する際に学校側が就職活動をサポートしてくれますから、今のままフリーターを続けて転職活動をするより、はるかに良い条件の会社に転職できる可能性があります。
バイト先で正社員登用を目指す
今のアルバイト先の居心地が良く、仕事内容も気に入っているのであれば、その職場で正社員として働かせてもらえることが理想ではないでしょうか?
今の仕事を一生懸命頑張り、職場で必要不可欠な人材になれば、能力を認められて正社員に登用してもらえるかもしれません。
しかし、企業側に正社員登用の意思がなければどれだけ努力しても報われませんから、一度勇気をもって正社員登用があるか、または正社員登用してもらえないか直談判してみましょう。
今の勤め先で正社員登用が難しいことが分かれば、正社員登用制度を設けている企業でアルバイトや契約社員として働く道もあります。
公的職業訓練を受ける
「職業訓練校に通って資格を取った」
という人の話を聞いたことはないでしょうかか?
正式には公的職業訓練(ハロートレーニング)と呼ばれるこの制度は、就職に役立つ知識やスキルを基本的に無料で習得することのできる公的な制度です。
さらに、訓練期間中の経済面を支援する制度もあり、職業訓練受講手当や、通所手当、寄宿手当を受給しながら資格を取得を目指すことができます。
この制度は仕事をする意思があり、仕事をしたいと望んでいる人なら誰でも受けることが可能です。
受講できるコースは様々あり、一般事務用のパソコンスキル、介護、建設、製造、IT、web設計、3D-CADなど多岐に渡ります。
公的職業訓練を受けるためには、ハローワーク窓口で申し込み手続きをし、書類選考や筆記試験、面接を受けたのち無料でコースの受講ができます。
無事にコースが終了すると、訓練機関とハローワークが連携して就活のサポートをしてくれるため、フリーターから正社員を目指すには1番お勧めの方法です。
高卒フリーターから正社員転職できる業界とは?
「正社員へ転職したいけど、高卒フリーターでも転職できる業界はあるの?」
と疑問を抱いている方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、高卒フリーターの未経験からでも受け入れてもらえる業界はあります。
ここでは、高卒フリーターでも転職できる業界をピックアップしてみました。
介護業界
高齢化に歯止めがかからない現代では、介護業界で多くの人材を必要としています。
高卒フリーターから正社員を目指しているのであれば、ぜひ介護業界も視野に入れてみてはいかがでしょうか。
「介護の仕事をするには、国家資格の介護福祉士を取得しないとダメなのでは?」
と思われる方もいるかもしれませんが、介護施設では人手不足が続いているので、無資格の人でも正社員として迎え入れてもらうことができます。
また、無資格で入社した後、施設側が資格の取得をサポートしてくれるところも多数あります。
一般的に国家資格である介護福祉士の資格を取得するには、指定の養成所で学ぶ必要があります。
しかし、それと比べて時間はかかってしまいますが、正社員として入社したの後、初任者研修、実務者研修を受けて実務経験を3年以上積むと、介護福祉士の国家試験を受験することが可能になります。
また、福祉用具専門相談員として介護業界に携わる道もあります。
福祉用具を利用したい高齢者の状態や状況にあった福祉用具を選定したり、用具の適切な利用をお手伝いするための専門資格が福祉用具専門相談員です。
この資格を取得するには50時間の講習を受講し、修了評価試験を受け合格する必要があります。
体力的に介護に従事する自信がない人でも、高齢化社会で人の役に立てる仕事です。
IT業界
フリーターをしている人の中には、パソコンが得意な人も多いのではないでしょうか?
パソコンに関する知識やスキルに自信がある人は、IT業界を目指してみるのが良いでしょう。
IT業界で重視されるのは、学歴でも、職歴でもなく、個人のスキルです。
IT業界は収入が高く設定されており、これからの将来どんどん発展していくことが予想されます。
IT業界もまた人手不足ですから、努力、実力次第でIT業界で正社員として働くことができます。
今こうして高卒でフリーターをしていたとしても、今からスキルを磨くことで将来的に今の何倍もの収入を得ることも可能です。
IT業界でおすすめの職種は、
・webデザイナー
・プログラマー
・システムエンジニア
などで、将来独立してフリーランスとして活躍できる可能性もあります。
パソコンは使えるけれど高いスキルは持ち合わせていないという人は、まずは民間のパソコン教室でスキルを学んだり、公的職業訓練で技術を習得することから始め、ITの道に進んでみてはいかがでしょうか。
製造業
製造業は、高卒の正社員を積極的に受け入れている業種として有名です。
工場での仕事は比較的簡単な作業が多く、
「仕事は入社してから覚えてもらう」
というスタンスの工場がほとんどなので、特別なスキルは必要ありません。
特にライン工と呼ばれる、食品の製造や機械部品の組立などの流れ作業であれば、学歴・年齢・経験の有無にかかわらず、面接の印象さえ良ければ採用される可能性は高いです。
また製造業は、他の業種と比べて給与水準が高く、夜勤がある職場であれば夜勤手当がついてさらに高収入を得ることもできますし、大手の工場勤務の場合には福利厚生も充実しています。
社員寮がある会社も多いので、若いうちは寮に入寮して、その分浮いた家賃代を貯金に回すこともできるでしょう。
今はフリーターであっても、入社後に一生懸命仕事を頑張れば、昇進できる可能性を十分に秘めている業界です。
まとめ
このままフリーターでいれば責任を感じることがないので、気持ちも楽で居心地がいいかもしれませんが、高卒フリーターの辿る末路は決して明るいものではありません。
このままフリーターとして生きていけば、
・昇給がなく、一生お金に困る
・結婚ができない
・周囲の友人が離れていく
など、この他にもさまざまな悪い影響を及ぼす可能性を十分に秘めています。
高卒フリーターから抜け出すことはそう簡単ではありませんが、若いうちに行動を起こせば正社員への転職も夢ではありません。
一日歳をとる明日より、一日若い今日の方が転職できる可能性は高まります。
これは極端な例ですが、これくらいの危機感を持って日々行動することが大切なのです。
転職サイトを見たり、周囲の人に仕事を紹介してもらったり、公的職業訓練を受けたり、フリーターを抜け出すために取り組めることはたくさんあります。
そして、学歴がなくてもフリーターから正社員を目指せる業界もいくつもあります。
「高卒フリーターではダメだ!」
と少しでも思えたのなら、フリーターを卒業するために一歩踏み出してみませんか?
今から出来ることを見つけ、早速乗り出しましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。