「学歴差のあるカップルは上手くいかない」なんて話を聞いたことはないでしょうか?
このような話を耳にしてしまうと、学歴差のあるカップルが不安に感じてしまうのも無理はありません。
特に女性の方が高学歴である場合、男性は不安を感じやすいと思います。
僕も高卒で大卒の彼女がいるので、この気持ちは正直痛いほど分かります。
学歴差カップルの中には「女性の方が高学歴なカップルも世の中にはたくさんいるから大丈夫!」と頭では考えてはいるけど、
「実際のところ上手く付き合っていけるか不安…。」という人も多いのではないでしょうか。
この記事では、「学歴差カップルが上手くいかないと言われる理由」や「学歴差カップルが上手く付き合っていくコツ」について、恋愛においても学歴は関係するのか調べてみました。
好きな人と学歴差のある人や、学歴差のある人とお付き合いしている人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
学歴差カップルは上手くいかないと言われる理由
大卒と高卒の学歴差がある2人がカップルになると、恋愛は上手くいかないということをよく耳にします。
僕自身、「学歴差によって恋愛が上手くいかないことなんてありえない!」と思っていますが、
一般的に学歴差カップルが上手くいかないと言われてしまう理由をご紹介しますね。
育った環境に違いがある
高校を卒業するまでには、大学に進学するか就職をするかの進路決定をしなくてはいけませんよね。
高校卒業時が18歳として、その人の価値観は18年間作り上げてきたベースがあるはずです。
ベースというのはつまり、育った環境のことです。
大学に進学するためには、大学受験や大学生活のために備えておくことが必要となります。
子供は子供で勉強を頑張らなくてはいけませんし、親は親で子供に勉強を頑張らせる環境を整えたり、教育資金を蓄える必要があります。
子供が小さい頃から大学受験を視野に入れてきた家庭はやはり、親が教育熱心な場合が多く、幼少期からたくさんの習い事をしていたりします。
つまり「初めから大学など行かず高卒で良い」と考えてきた家庭とは、幼少期に過ごす環境に違いがあるのです。
生活習慣の小さな積み重ねがその人の価値観を作りますから、大卒と高卒では根本的なものの考え方や価値観に違いがあり、理解し合えないことが恋愛においても出てきてしまうのです。
仕事にかける熱量の違いがある
大学の4年間勉強してきた人は、将来の仕事で活躍するために、時間をかけて努力してきたはずです。
「就きたい職業に就くための資格を取るため」
「好きな分野を学んで将来の仕事に生かすため」
「将来の年収を少しでも高くするため」
など、様々な考えはありますが、将来の仕事のことを考えて大学へ行っています。
ですから、男女ともに、大学を卒業した人は仕事に対する情熱がある人が多い傾向にあります。
もちろん、高卒の中にも仕事に対する熱い情熱を持つ人もたくさんいますが、大卒の方が学生時代から努力していた分、やはり仕事を長く続けたいという気持ちが強いのです。
恋人との交際期間が長くなれば、結婚についても考えると思います。
大卒と比べて早く社会人生活を送ってきた高卒の人は、結婚に対する意識が強まりやすいです。
反対に、高学歴であればあるほど初婚年齢が高くなってしまうのは、やはり男女ともに仕事に対する熱量が強く、仕事を優先してしまうことが挙げられます。
この違いも、高卒と大卒の恋愛観のズレに関係してしまうのです。
話が噛み合わない
学生時代の友達関係を思い出してみましょう。
クラスの中ではいくつかのグループが出来上がってはいませんでしたか?
学力の高い人は、学力の高い人同士で集まってグループになり、勉強が得意でない人は、同じように勉強が得意でない人と一緒にいることが多かったと思います。
似たような思考を持つ者同士が仲良くなるのは当然のことで、同じレベルの話ができる人の方が一緒にいて居心地が良いのです。
あまりにも学力に差があると、お互いの話している事の意味が分からなくて、話が噛み合わないことにも繋がります。
また、高卒の人に対して大学時代の話をしても、具体的にイメージが湧かないので当然話も弾みません。
このように、学生時代の経験の違いなどから高卒と大卒のカップルでは話が噛み合わず、上手くいかないケースが多いのです。
学歴差カップルでも問題なく付き合える理由
学歴差カップルといっても、男性が大卒で女性が高卒の場合はお付き合いするのにほとんど支障がありません。
むしろ、結婚して家庭を築くとなったら、お互いに好都合なことも多いです。
しかし気になるのは、男性が高卒で女性が大卒の場合です。
やはり男性はプライドが高い生き物ですし、
「女性の方が学歴が高いなんてプライドが許さないのでは?」
と思ってしまいますよね。
しかし、世の中には、男性より女性の方が学歴が高くても、良好な関係を築いているカップルはたくさんいるのです。
現に僕も高卒で大卒の彼女がいますが、特に学歴差で不都合を感じることもなく、かなり長い間お付き合いさせて頂いています。
最近では、料理や家事が女性より上手にできる家庭的な男性も増えてきていますし、「家事は女性がやるもの!」という概念も薄れてきました。
また、結婚後は女性に仕事を辞めてもらって家庭に入って欲しいと望む男性も少なくなり、夫婦共働きを望む人の方が多くなっていますから、学歴の高い女性はむしろ歓迎されるのではないでしょうか。
近頃の風潮としては、男女ともに結婚や恋愛に関して学歴を気にする人は少なくなっている傾向にあり、
「ちゃんと働いていれば学歴なんて関係ない!」
と考える人が多くなっています。
つまり、お互いの価値観さえ合えば学歴差は関係なく、良好な関係を築けるカップルや夫婦が増えてきていると言えるのです。
恋愛は学歴よりも人間性が大切
世間一般から考えると、学歴が低い人よりも学歴が高い人の方が魅力的に感じるのは確かです。
スペックだけ聞くとやはり、高卒よりも大卒の方が期待値が上がります。
しかし、恋愛を続ける上で学歴は必要なのでしょうか?
高学歴の男性と実際にデートをしてみて、会話が盛り上がるとは限りませんし、高卒の男性の中にも女心がよく分かり、気遣いができる男性もいます。
高学歴で高飛車な女性もいれば、高学歴でも謙虚で男性を立てれる女性もいます。
反対に、高卒であってもしっかりした女性もいますし、常識のない振る舞いが目立つ女性もいますよね。
恋の始まりは学歴が気になることもあるかも知れませんが、実際にお付き合いをしてみると、常識のある行動ができる人なのか、思いやりがある人なのかなど、学歴よりもお互いの人間性の方が大切になってきます。
どんなに立派な学歴も持っている人でも、食事をしていて、店員さんに横柄な態度をとる恋人なんて嫌ですよね。
2人の間に学歴差があったとしても、お互いを尊重できるかどうかが幸せな恋愛をする鍵となるのです。
今現在、学歴差のある彼氏や彼女とお付き合いをしている場合は、「恋愛には学歴なんて関係なく、むしろその人の人間性が大切である」ということを肝に命じておきたいものですね。
学歴差カップルが上手く付き合っていくコツ
恋人との間に学歴差があるカップルは、いくつかの点に気をつけるだけで、うんと安定感のある関係を築くことができるのです。
学歴差のある人に恋をしている人や、パートナーとの学歴差にコンプレックスを感じて不安になっている人は、以下のことを意識して接するようにしてみましょう!
人柄を見極める
お付き合いを始める前、「あの人のことが気になるな…。」と思った人が自分と学歴差がある場合でも、恋を始める前に特に気構える必要はありません。
しかし、末永くお付き合いをしたいと思うなら、いつもよりも慎重に人柄を見極めることが重要です。
良い大学を卒業していて、いくら見た目がかっこよくて仕事ができる人でも、自慢話が多かったり、時々大柄な態度を取ることがあったら要注意です。
このような人と付き合ったら、恋人同士なのに見下してくる可能性もあるので、居心地の良い関係が築けず悩み事ばかりが増えてしまうでしょう。
人として尊敬できる相手であるか、学歴に偏見を持っていないかなど、何度かデートを重ねながらしっかりと相手の人間性を見極めてからお付き合いを決断しましょう。
相手を思いやる気持ちを忘れない
お付き合いが始まったら、楽しい時間を共有するだけでなく、相手を思いやる気持ちを忘れてはいけません。
学歴差があれば、仕事内容や、仕事の忙しさに違いがあって、会いたい時に合えないこともあるかもしれません。
でも、どんな時でも相手を思いやる気持ちを持っていれば、相手の都合を考慮した行動が出来るでしょう。
時に不安になることもあるかもしれませんが、お互いに思いやる気持ちを持ち合えば、楽しいことだけでなく、困難も乗り越えていけるはずです。
補い合う関係になる
学歴差を能力の差と考えるのではなく、お互いの能力の違いや経験値の違いを生かして、補い合える関係を目指しましょう。
お互いの得意な分野や苦手な分野は分担しながらも、どちらかがリードする形で進めていくと、不満は少なくなるはずです。
そうすれば、凸と凹を補い合った良いカップルになれるでしょう。
まずはそれぞれの違いを認め、どうしたら2人の良さを生かして補い合えるのか考えてみてくださいね。
学歴差カップルは結婚前にお互いの価値観を確認しておこう
学歴差カップルが、いざ結婚を考えたときにぶつかる壁は、価値観の違いによる将来への考え方が分かれてしまうことです。
結婚は、自分たちにとっても周囲にとっても喜ばしいことですが、結婚することで今までの環境が一変します。
特に学歴の高い女性にとっては、手放しで喜べることだけではないかもしれません。
学歴の高い女性は、結婚しても仕事を続けたいと考えている場合が多く、出産や育児でキャリアを積めなくなってしまうことも考えられるので、結婚に躊躇してしまう人も少なくありません。
男性であっても、結婚したら奥さんには是非とも家庭に入ってもらいたいと考える人もいますし、少しでも世帯収入が多い方が良いと考えて共働きでやっていきたい人もいます。
また、子供を持つことを望んでいるか、子供は何人くらい欲しいのか、どのような教育をしていきたいのか、将来はどのような家に住みたいのかなど、結婚する前にはたくさんの話し合いを重ねてお互いの価値観を確認しておくと、結婚してからのすれ違いが少なく、穏やかな結婚生活を継続していけることでしょう。
結婚してからお互いの価値観のズレに気が付き始めると、かなり苦労しますしトラブルにもなりかねません。
これらのことは結婚前の段階で、価値観について少しずつでも話合っていくべきなのです。
まとめ
学歴差カップルは、周囲から釣り合わないのではないかと言われたり、自分自身も不安に思うことがあるかもしれません。
ですが、他人の見る目など全く気にする必要はありませんし、学歴差があることについて意見を言ってくる人の方がおかしいのです。
恋愛・結婚で1番大切なのは、お互いの人間性です。
たとえ学歴差があったとしても、お互いが人間性を高めていくことで、
「学歴差なんて関係ない!」
と思えるほど良いカップルになってほしいと思います。
最後までお読み頂きありがとうございました。