女性は、男性よりも結婚に憧れを持っている人が多く、それに伴って当然人生のパートナー選びも慎重に行うことになります。
お互い付き合う事は上手くいっても、女性は結婚となるとどうしても男性をシビアな目線で見てしまうのです。
結婚には当然安定を求めますから、一般的に高卒男性は大卒男性と比べて結婚しにくいと言われています。
この記事では、「高卒男性が大卒男性よりも結婚しにくい理由」について書いていきます。
「なぜ高卒男性が結婚しにくいのか」を知ることで、これからの進路選択の判断材料にして頂けたら嬉しく思います。
ぜひ参考にしてみてください。
高卒男性は大卒男性よりも収入が低い
収入が少ないというのは女性にとって人生設計すら変わってくるものですので、シビアに考える女性が多いのが現実で、結婚の条件で一番に考えられる問題です。
結婚して収入が少ないことで共働きをしなくてはいけないとなると、それを望んでいない女性には結婚できない理由ともなります。
結婚となるとデート代を出してくれるとかそういう小さなお金の事で判断するのではなく、将来的なことも含めて考えないといけませんので避けることができない問題ですね。
年の差婚を気にしないという方なら良いのですが、一般的には同世代の相手と結婚したいと思われる方がほとんどでしょう。
しかし、高卒の同世代となると適齢期の25歳〜29歳の間に貯蓄があるという事はほぼありませんので、結婚のハードルは上がってしまうのが現実です。
高卒初任給は手取りで約15万円ほどで、そこから家賃や保険を支払っていくと貯蓄ができるようになるまで数年はかかります。
そうなると満足な貯蓄ができず結婚は後回しになってしまうのです。
大卒であれば初任給は22歳で20万円ほどであり、高卒より仕事のスタートが4年遅いですが、「大卒が貯蓄を始める年齢」と「高卒の給料で貯蓄ができるようになる年代」は同年齢になり、結局大卒の方が給料が多いことで貯蓄額も多くなるのです。
これが高卒の婚期が遅くなる理由の一つです。
その後、貯蓄ができ始めたとしても生涯賃金に大きな差が生まれるのは当然の事で、高卒の生涯賃金は2億円前後に対して、大卒の生涯賃金は約2億4000万円でおよそ4000万円の差が生じます。
大卒と結婚していれば高卒男性と比べ、家がタダで買える程の金額の差がありますので将来設計がしやすいと言えるのも納得ですね。
夜勤をしている高卒男性とは生活のリズムが合わない
高卒社員として企業で働く場合、製造業に従事する人が多いのではないでしょうか。
工場勤務で技術者として働くのは割と他の業種よりも多くの給与を得ることができますので人気が高いのですが、工場の性質から24時間3交代などのシフト勤務をしなくてはならないケースが多々あります。
3交代シフトは一般的に3班に別れ、一週間ずつ順番に仕事のシフトをずらしていくという場合や、中には夜勤は数カ月変わらないという場合もあります。
このシフトの変化は慣れれば問題ないのですが、家族もそのシフトに合わせないといけない場合が多く、かなりの負担を強いることになります。
夜勤で深夜や早朝に返ってきた時、起きて待っていなければいけないときもあるでしょう。
昼間役場などに手続きに行って欲しい時など対応できないときもあるでしょう。
何より生活のリズムが崩れること、生活のスタイルが変わることも大きな問題で、朝帰宅したご主人と夕食の様なご飯を食べ、その後眠りについて夕方に朝ごはんを食べ、出勤前に昼ごはんを食べるという内容になってしまいます。
飲酒も朝するわけですから、あまり気持ちの良いものではありません。
さらに子供ができた時は、学校の行事に参加できなかったり、子供と接する時間が限られてしまったりと家族としての関係構築が難しくなる場合があるというのも大きな問題です。
それを考えると、結婚相手が夜勤で家に夜いないことが多いという事はとてもデメリットが大きいと考える人が多いのも理解できます。
そもそも結婚条件が「大卒以上」の女性がいる
女性にとって結婚の条件は昔から「3高」と言われていて、高身長・高収入・高学歴とされています。
確かにこの3つを兼ね備えている人は引く手あまたでしょうが、実際には高身長はどうにかなるものではなく、選択肢としては希望するものと言って良いでしょう。
では、高収入はどうでしょうか?
収入に関しては学歴はさほど関係はなく、学歴が低くても高収入な人もいますので、選べばなんとかなりそうですね。
最後の高学歴とは、一流大学を卒業している事とされていますが、大学を出ていれば選べる仕事も増えますし、収入も高卒よりは見込めるため最低条件としている人が多いのが実際のところです。
結婚の条件としてこの3つ、特に学歴に関しては世間体が良いということが若い人には大きいことです。
友人に結婚相手について聞かれたと想像してみてください。
若くして結婚した相手が、高身長だったらいくらか自慢できるかもしれませんが、実際に会っていない相手ではさほどイメージも湧きませんし羨ましいという感情は生まれないでしょう。
高収入は自慢にはなるでしょうが、若い時はそれほど他との差がありませんし、若くして高収入を得ている相手と結婚できる可能性は限りなく低いわけですから、条件としては外さなくてはいけないことです。
しかし、高学歴の夫と結婚したとなれば、将来性を見込めますし、想像も付きやすい。
しかも自分を選んだ相手が大卒でしかも一流大学卒であれば自分の評価もあがると想像できるのですから、外せない条件の一つと言えるでしょう。
女性が言っている結婚相手に求める条件というのは、「誰かに自慢できる条件」ということなのです。
大卒女性は学歴が低い男性を好まない人が多い
自分より低身長の彼氏と付き合うことができるでしょうか。
「好きなら身長なんて関係ない」
それは本当のことだと思いますが、なるべくヒールの低い靴を選ぶようになったりしてしまいがちになるのは避けられません。
結婚の条件で大卒を挙げる女性が増えたのは、女性の大学進学率が飛躍的に伸びたことが要因と言えます。
共働きをするにしても、自分より給料の少ない夫であればお互いに良い気持ちはしないでしょうし、話も管理職と非管理職で合わなくなるという事も考えられます。
付き合っている当初は全てのことが許せてしまうものですが、夫婦になりパートナーという存在になりお互いの将来が一つになったときのすれ違いを生む原因ということも大いにあり得ます。
子供ができ、将来のことを考えて塾や習い事をさせたいと考えても、高卒の夫は教育には無関心で
「学校の勉強なんかできなくても良い、学校なんか行かなくても立派に働ける」
と言いがちなのは、「勉強は大切で良い大学に入って良い未来を得る方が良い」という価値観を言ってしまった時、自分が惨めになるからです。
自分が歩んできた道を否定されるのは我慢ならず、こうして正当化する事が高卒の人に多く見られます。
これが大卒の女性には納得できず、教育方針にすれ違いが生まれてしまう結果に陥るので、価値観の近いであろう同学歴同士と結婚する事が多いのも納得できるでしょう。
上記の通り高卒男性が結婚しにくいというのは事実で、条件面では大卒と比べてかなり劣ってしまう現実があります。
40年ほど前に高卒男性でも何の不自由もなく結婚できていたのは、女性の大学への進学率が今よりも低く、女性が男性に対して学歴を求めなかった事が大きく、高卒であることが特に問題にされなかった時代だったからです。
この時は高校だけは出ておかなければいけないと、とりあえず高校だけは卒業するという時代でした。
高校は義務教育の延長線と言われた時代でしたので、最低でも高卒であることが就職の条件、結婚の条件でした。
今では大学の進学率は男女共に上がり、大学に行くことが普通になっている時代に、高卒という点だけを抜き出してみても、マイナス要因になってしまう事がありえる時代なのです。
時代の変化により、結婚相手に求める条件は変わってきています。
勉強が嫌いだから大学にはいかないという時代ではなく、とりあえず大学は卒業しておくという時代になってきているという事が理解できるでしょう。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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