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    【高卒と大卒の格差】学生が就職前に知っておくべきことを教えます

    【高卒と大卒の格差】学生が就職前に知っておくべきことを教えます

    学生の頃は、「最終学歴にこだわる人は頭の固い人」と思っていた人が多いのではないでしょうか?

    確かに有名な大学を卒業したにも関わらず定職につかず、いつまでも親のスネをかじって生活している人もいますから、

    「高卒だろうが大卒だろうがきちんと仕事をして、社会の役に立っていればどちらでも良い!」

    という考えも一理あります。

    しかし社会人として働いていると、やっぱり学歴による格差を感じずにはいられないことがしばしば起こってしまうのです。

    そこで今回は高卒で就職した僕が感じる「高卒と大卒の格差」に焦点をあてて書いていきます。

    ぜひ参考にしてみてください。

    目次
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    高卒と大卒の賃金の格差

    特に感じるのがお金の格差です。

    まずは初任給から見ていきましょう。

    平均的な高卒の初任給は16万円〜17万円くらいと言われています。

    一方で、大学の初任給は20万〜22万円くらいです。

    更に言うと、大学院卒の初任給は21万~23万円くらいになります。

    高卒と大卒、大学院卒では働き始めた年齢が違うのだから、

    「結局同じ年齢になった頃のことを考えれば、手に入れるお金は同じなのでは?」

    と思うかもしれませんが、会社によって昇級の制度が違うので一概には言えませんが、高卒が6年働いて24歳になったときの給料と、大卒が2年働いて24歳になったときの給料は同じではありません。

    24歳になったときの大卒者のお給料と高卒者のお給料が同じであればかなりラッキーな会社です。

    一般的には、同年齢の社員ならば大卒者の方が高卒者のお給料を上回るように設定されている会社がほとんどなのです。

    高卒と大卒の生涯賃金の差を見てみると、

    高卒男性の生涯賃金は2億670万円程度、大卒の男性の生涯賃金は2億6000万円程度とも言われています。

    高卒女性の生涯賃金は1億5000万円程度、大卒女性の生涯賃金は2億2000万円程度となっています。

    会社によっても違いはありますが、一般的には、高卒と大卒が生涯受け取る賃金の差は、4000万円〜7000万円にもなると言われているのです。

    これが社会に出てから感じる最も大きい高卒と大卒の格差になります。

    高卒と大卒で、

    「こんなにも受け取れる金額に格差があるのか!」

    と知った時、やっぱり大学に行っておけばよかったと思うのも無理はありません。

     

    高卒と大卒の出世の格差

    会社に勤めて真面目に仕事をしていれば、

    「努力は必ず評価されて、いずれ出世の道が開ける!」と思っている人も多いでしょう。

    しかし、社会人になって初めて「出世」にも高卒と大卒の格差があることを思い知らされたという人も少なくありません。

    昔は年功序列といって勤続年数や年齢を基準に賃金を上げたり、役職をつける人事制度を設ける会社が多かったのですが、現在はそこに学歴をプラス、もしくは完全に年功序列を廃止している会社も増えてきています。

    高卒でも長く勤務していれば、主任や係長といった役職をつけてもらうことは十分に可能ですが、会社の規模が大きいほど、それ以上の役職(部長、本部長、執行役員、監査、常務、専務、副社長、社長など)につくことは難しくなってきます。

    また、会社の規模が大きい場合、出世候補のライバルたちが大勢いるため、最も簡単に能力をはかることができる「学歴でふるいにかける」というやり方をしている企業がたくさんあるのです。

    あなたがまだ社会人になっていない学生さんであれば、僕が伝えたいこととして、

    「高卒でも、仕事をコツコツと覚えて社内で人を束ねる立場になるんだ!」という意気込みはとても大切なことですが、それ以前に最終学歴によって出世できるかどうかが決まってしまっているという社会の厳しい現実も知っておきましょう。

     

    高卒と大卒の仕事内容の格差

    高卒の採用枠と、大卒の採用枠がある会社がありますが、高卒者、大卒者の両者が新卒で採用された場合、配属となる部署が全く異なることも少なくありません。

    例えば製造業に携わることになり、工場に就職が決まったとします。

    高卒の社員が配属されるのは、現場で製品を生産するラインや、悪く言ってしまうと誰にでもできてしまうような簡単な仕事内容になります。

    大卒社員は現場で製品の生産をするのではなく、生産管理を任されたり、製品の営業やマネジメントをする業務で、場合によっては高卒者の仕事を取り仕切ることが主な仕事内容になります。

    そのため、やり甲斐を感じる仕事や会社にとって重要な仕事、華やかな仕事は大卒者に振り分けられるようになっているのです。

    これは製造業に限らず、多くの業界でこのような仕組みになっています。

    ・出世からも遠く、多くの賃金も望めない

    ・やり甲斐をある仕事を与えられない

    そんな高卒者は、仕事への情熱を見出せないのも無理はありません。

    生活をするためにお金を稼ぎに会社に来ているのだから、当然、収入は多いに越したことはありません。

    しかし、毎日同じ場所に働きにくるのに、やり甲斐を感じられなかったらどんなに苦痛を感じることでしょう。

    学歴にとらわれず頑張りを平等に評価してくれる会社や、社員の意見やアイデアを尊重してみんなにチャンスを与えてくれる会社なら、やり甲斐がありますが、世の中の多くはそんなに寛容ではありません。

    雇用社側からして大卒者は、

    ・大学入試を突破した人は、思考力があるから仕事もできるであろう

    ・大学を卒業したのだから、教養が備わっているだろう。

    と判断して「会社にとって大切な仕事は大卒に任せる」という流れが一般的に定着しているのです。

     

    仕事以外でも感じてしまう高卒と大卒の格差

    高卒であることと、大卒であることの格差は仕事だけにとどまりません。

    社会に出ると、幾度も、高卒と大卒の格差を痛感する場面に出会うことになります。

    例えば社会人になって、新しい趣味を始めたとして、初めて知り合った人に自己紹介をしたとします。

    出身地を尋ねられた後、

    「どこの大学だったの?」

    と聞かれた際、「高卒だ」と答えるのと「大卒で、それも誰もが知っている有名大学」だったりすると、そこから話が一気に盛り上がります。

    特に相手が大卒だった場合は尚更です。

    また、恋愛や結婚においても、高卒と大卒の格差が存在します。

    結婚適齢期前の恋愛では高卒と大卒の格差はあまり無いように思います。

    ルックスが良ければ、たとえ高卒でも異性から声をかけられて恋愛に発展し結婚と順調に進むのですが、異性にモテないルックスの人は、付加価値がないと恋愛に発展することが難しいのです。

    ルックスに自信のない人は、恋愛をする機会に恵まれないまま結婚適齢期を迎え、

    「そろそろ結婚しなくては…。」

    と焦りに駆られて婚活をしてみるものの、特に高卒の男性の場合、なかなか相手にしてもらえないということが起こってしまうのです。

    婚活で選ばれるのは、高卒の自分よりルックスが劣っていると思えるような大卒の男性の方だったりするのです。

    婚活をする女性は、幸せな結婚がしたくて婚活しているのですから、収入の低そうな男性は初めから候補に入れてくれません。

    女性は男性よりよっぽど現実的なのです。

    これは、会社においての人事によく似た心理と言えるでしょう。

    結局、どんな人かよく分からない他人を評価するのに簡単なのが学歴なのです。

    ・一緒に働きたいか、働きたくないか

    ・深い話をしてみたいか、してみたくないか

    仕事も恋愛も、ルックスや雰囲気などの第一印象に加えて、学歴でふるいにかけて、次のステップに進むかを考えるということに変わりはないのです。

    学歴で人を判断するのは単に頭の固い大人なのではなく、多くの人の中から誰かを選ばなくてはいけない時に、最良で最高なものを選ぶための手段なので、やむを得ないことなのです。

    ですから、自分が選ばれる人、または選ぶ立場になりたい人は、大卒の方が高卒よりも優位だということになります。

    しかし、これに気がつけるのはやはり、大人になってからでないと難しいのが人生の痛いところですね。

     

    最後までお読み頂きありがとうございました。

     

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    この記事を書いた人

    工業高校を卒業し、現在は機械設計を行っている二十代。
    主に自分の経験を元にして、高卒、工業高校に関する記事を書いています。

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