工業高校の求人は夜勤ばかりって本当?夜勤のデメリットを教えます

工業高校から就職する時、高校へ来る求人には夜勤の仕事が多い傾向にあります。

特に大手企業の製造工場の夜勤はたくさんの人材を求めているので、基本的にどの工業高校にも求人を出しています。

この記事では、「工業高校から夜勤の仕事をすることのメリットやデメリット」や「夜勤で働く場合の環境」などを詳しくご紹介していきます。

工業高校への進学を迷っている人はぜひ読んでみてくださいね。

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工業高校の求人に夜勤が多い理由

 

工業高校の求人は工業高校で学んだ事を活かせる企業が多く出しています。

中には誰もが聞いたことのある有名企業であったり、これから成長が見込める企業であったりと、安定した職種を求められる現代において工業高校から就職するという事自体はとても有利です。

工場勤務と聞けば一日中同じことを繰り返す地味な仕事であるというイメージが強く持たれていますが、工場はその企業の利益となる製品を作り出す重要な機関であることから優秀な人材を求めているのです。

そのため、正社員として工場員として雇用されたとしても一生を作業員で終えることはなく、部署のリーダーや工場長、生産に関わる代表として会社にとって重要なポジションに就くこともあります。

ですが、その企業の求人内容は工場の夜勤募集であることが増えている傾向にあります。

夜勤が多くなるのは一番に「働き手がいないから」という単純な理由です。

昼勤の働きやすい時間帯は、パートやアルバイトを雇って生産量を多くし、夜勤では人手を極力少なくしつつ翌日の昼勤に備えるためです。

また、夜勤の適性は若い人のほうがあると言われています。

というのも若い人は体力の回復が早いので、働き始めてもすぐに夜勤に合った身体を作ることができ、作業能率にもプラスになるからです。

どうして工場に夜勤があるの?

工場の作業と聞くと、朝から夕方までの作業で繁忙期には数時間残業を行うというイメージがあると思います。

ですが業種や製造している製品によっては深夜帯にも工場を稼働しなければならないのです。

特に大手企業の製品になるとその生産数も桁違いになるため、一般的な朝から夕方までの時間では出荷数を作る事ができないという事態に陥ります。

そのため夜勤制を導入し、夜の間も製造を続けることで安定した製品の出荷を行っているのです。

「○直○交替制」とは?

求人情報を見ていると、「○直○交替制」と書かれているものがありますが、これは工場の稼働時間と労働時間の事を指しています。

・2直2交替制

中小企業や下請け工場などによく見られるパターンです。

昼勤と夜勤2つの時間帯で区切られており、定期的に繰り返します。

例えば今週は昼勤で、来週からは夜勤、それが終わればまた昼勤、というようにシフトや作業ノルマに応じて入る時間帯が変化します。

基本的には深夜から早朝にかけての時間帯は設定されていないため、比較的身体の負担も少なくなります。

・3直3交替制

24時間稼働している工場ではこのパターンです。

昼勤・夕勤・深夜勤と時間を分けており、24時間を3分割して交替制で働きます。

働く人数が多く規模の大きな企業では24時間勤務がほとんどです。

入る時間帯を固定することもありますが、人手が足りない時はヘルプとして入ることがあるようです。

深夜勤の場合は深夜手当てが付くので、昼勤よりも多い収入を得ることができるのが強みです。

・4直3交替制

製鉄や鋳造など特殊な機械を取り扱っている工場の場合、機械を停止してしまうと作業を開始する時に時間がかかってしまうので24時間休まずに機械を動かし続ける必要があります。

そんな業種ではこの4直3交替制が取り入れられています。

働く時間は3直3交替制と変わりませんが、休めるときに交替で休ませるので、休みが不定期になります。

それ以外のメリット・デメリットは3直3交替制とあまり変わりません。

 

夜勤をするとどんなデメリットがある?

学生生活から突如夜勤の仕事を始める場合、心身ともにデメリットが発生してしまいます。

夜勤は高収入で働き安い職場ではありますが、自分に合っているか確かめるためにもデメリットの把握はきちんとしておきましょう。

体調の変化

一番に意識するのは体調の変化です。

それまで朝起きて学校へ行き、夜になったら寝るという生活をしていた人にとって、突然夜起きて朝になるという逆転生活は心にも身体にも大きな負担となってしまいます。

就職したばかりの頃は、特に気持ちが不安定になりやすい春先ですので心のバランスを崩してしまう人もいるようです。

中には「学生時代から夜更かしが得意だから平気」という人もいますが、自宅で好きな事をしてリラックスしているのと、他人と交わって働いているという事は環境が全く違います。

仕事自体が楽しくても身体がついて行かず、知らない内に体調を崩してしまうというケースもあるので注意が必要です。

眠気が抑えられないこともある

眠る時間を調整して昼夜逆転の生活をしても、人間の身体は暗くなったら眠くなり、明るくなったら起きるという習性があるのでどんなに慣れた人でも眠気を抑えられなくなってしまいます。

眠気を我慢して働くことは強いストレスとなり、モチベーションの低下だけでなく不注意による事故の原因にもなります。

周囲との時間軸が合わない

若い人であれば休みの日に気の合う友人と遊んだり、家族との時間を大切にしたいと考えるでしょう。

ですが夜勤になれば普通の仕事をしている人とは真逆の時間軸となってしまうので、自分が起きている時は相手が寝ているというすれ違いの生活になってしまいます。

無理に休みを取って昼に会っても、いつもは寝ている時間帯なので、ストレスが溜まってしまうでしょう。

家族間でもこういったすれ違いで十分なコミュニケーションが取れずトラブルが発生してしまいます。

転職時にもデメリットが発生する

また、工場作業という仕事は今後も無くなることは考えられませんので、息の長い仕事に就くことだってできます。

最近では企業が突然経営不振になって作業員を縮小したり、職場の人間関係が悪くなり仕事が続けられなくなるというケースも見られますが、「大手企業の工場で活躍した」という経歴さえあれば、他の企業の工場へ転職する時にも有利となるでしょう。

一方で機械製造工場の人がお菓子の製造工場へ転職する場合など、業種が違った工場への転職はやや厳しい傾向にもあります。

 

工業高校の求人で日勤の募集は少ない

デメリットを見ると当然、

「夜勤ではなく日勤の仕事をしたい!」

と考える人も多いと思いますが、実際のところ工業高校の求人では夜勤の方が多いのです。

その理由は冒頭でも触れていますが、やはり夜勤のほうが給与が高く魅力的に感じる人が多いことや、企業側としてもなかなか希望する人の少ない夜勤の人数を増やしたいという狙いがあるからです。

求人を見ていると、内容的には日勤と夜勤を掲載して交替制としているところもありますが、工場勤務では働く人がいない場合には他から補充するというシステムが一般的です。

そのため、夜勤が足りない所になれば、交替制で入ったとしても夜勤が中心になると説明されているケースがほとんどです。

しかしながら日勤と夜勤では給与面に大きな違いが表れるのも事実です。

日勤と夜勤の月給を比べると数万円~数十万円の違いが出る事もあります。

環境に慣れる事で夜勤でも働けるようになりますし、人によっては夜勤の方が性に合っているということもあります。

夜勤のメリットも十分に考えて、自分がどちらに向いているのか判断していきましょう。

 

最後までお読み頂きありがとうございました。

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