「成績が悪くて普通科高校に入れなかった」
という人もいるでしょう。
そんな人がせっかく工業高校に入ったのであればぜひ「勝ち組」を狙ってみてください。
工業高校では自分の努力次第で大卒にも負けないくらいの勝ち組になることができるのです。
工業高校の持っているポテンシャルを生かして、将来の自分が満足できるように足場を作っていきましょう。
進学校に合格できるほどの成績の人が、「工業高校に入りたい!」と思うこともあるくらい工業高校にはたくさんの可能性があるのです。
工業高校から勝ち組になれるのはごく少数
最初に言っておくと、工業高校に入学した人全てが勝ち組になれるわけではありません。
工業高校はあくまでも手に職を持つために通うための高校ですので、「入学するだけでOK」というような甘い話は無いのです。
確実に勝ち組になりたいのであれば、各学科で上位の成績を納める必要があります。
工業高校の就職先選びは成績順だからです。
これは絶対に外せない条件ですので覚えておきましょう。
また、採用試験では成績意外に自分がその学校でも優秀な生徒であることをアピールしなければなりません。
テストの成績はもちろん、生活態度、素行なども良いものにしなければいけません。
といっても堅苦しくなる必要はなく、学校で定められているルールを守っていれば難しいことはありません。
ルールを違反している人に注意したり、先生に媚びたりする必要もなく、あくまでも自分なりにルールを守ればいいだけです。
しかし、工業高校では素行不良の生徒もいますが普通の生徒も多数いますので、普通にしておくだけでは勝ち組になるのは困難です。
そんな時に他の生徒と差を付けるのは部活動です。
スポーツでも文化部でも専門分野の部活動でもなんでもOKですが、できるだけ部活動の成果がわかりやすいものにしましょう。
スポーツだったら高体連や大会があるので成績も残りやすいですが、一部の文化部ではなかなか成績を残すことができませんので、おすすめは運動部です。
運動が苦手な人はその学科の分野での部活動に参加しましょう。
こうした目に見える「学業以外の成績」というのは、就職時の書類選考や面接でかなり有利になりますし、学校推薦となった場合にも有利となります。
それでも自分より成績のいい生徒はいるものです。
そんなときは純粋に学業の成績が良い方が採用されるため、勉強ができるというのは大前提ということを忘れないようにしましょう。
工業高校から勝ち組になるためには勉強あるのみ
工業高校を卒業して勝ち組の人生を送るためには、工業高校レベル以上の学力を身につけておくことが必要です。
偏差値を見れば工業高校のレベルは進学校や普通科高校に比べてもかなり低いことがわかります。
だからこそ学校で習う以上の学力を身に着けておくことで、他の工業高校の勝ち組志望の生徒と差を付けることができるのです。
工業高校は日本全国にあるのですが、その工業高校の中でも学力のレベルは幅広くあります。
公立の工業高校だとしても偏差値レベルは進学校と変わらないという学校もあるくらいです。
勝ち組になるために入社しておきたい大企業の求人があったとしても、その応募は全国の工業高校から集まります。
多数応募があった場合、選ばれるのは当然成績のいい生徒です。
そこで大きな差を付けてしまわないように、日頃から学力を上げて必要な資格なども取得し、万全の体制で就職に挑みましょう。
勝ち組になるにはどのくらいの成績が必要?
学力をアップさせると言っても、学校で習う以上の学力を得るためには自習が必要不可欠になります。
それには塾に通って足りない部分を補ったり、工業高校では習わない分野を習ったりする必要があります。
クラスメイトよりも覚えることが多くなり大変ですが、勝ち組になりたいのであれば普通以上の成績が必要です。
センター試験とまでは行かなくても、平均的な高校生の学力程度は必要となります。
しかしその勉強にはテストがないので、学校の評価ではその自主学習を見てもらうことができません。
そこでTOEICや漢検、日本語能力検定など検定試験を多数取得することで「授業以外の部分も補って学習している」というアピールができるようになります。
また、企業によっては入社にあたって普通科目の筆記試験を実施しています。
希望する企業がある場合、その試験ではどんな範囲が出題されるかを確認して、高校3年間を使ってしっかり予習しておきましょう。
もちろん自分の成績も下げないよう効率よく勉強しましょう。
勝ち組になれる企業に入るためには?
上記の内容でも少し書きましたが、基本的に工業高校の就職の場合、生徒の成績順で就職先を決定します。
一番大きな企業は当然、一番成績が優れている人を学校としても推薦したいのです。
自分より成績や評価の高い人が居れば、当然大企業はその人が受ける事になり、自分はその次の企業、もしくは一般企業だけしか選べなくなります。
そうならないためにも、工業高校で勝ち組になるためには成績が一番大切なのです。
工業高校から大企業へ就職すると、その後の転職もしやすい
高校3年間で学業に励み、良い成績を残し、見事大企業へ就職することが決まれば安定した職業と大企業の社員であるという肩書が手に入ります。
大卒生であっても簡単に手に入れることができないその肩書は誇れるもので、学校関係者や家族、周囲の友人からも褒め称えられることでしょう。
自分自身も「これまでの努力が実った!」と達成感に溢れることは間違いありません。
そして晴れてその企業で働き始めるのですが、社会を知っていくと自分に合わなかったり、さまざまな理由で退職をせざるを得なくなる場面に出くわしてしまうかもしれません。
そんな場合に次の仕事を探す時にも、「大企業へ就職した」という肩書はあなたの転職も後押ししてくれます。
一般的に工業高校が最終学歴であったら、他の企業へ正社員として雇用してもらうことは難しくなる傾向にあります。
一度正社員から離れたらその後ずっとフリーター生活という人も数多く聞きます。
一方一度大企業へ就職できさえすれば、「自分には大企業に高卒で入社できるほどの能力がある」とアピールすることができます。
これだけ聞けばすごく嫌味な人物に聞こえるかもしれませんが、大企業に就職できたのは自分の頑張りからですので、胸を張って言っていいのです。
転職の際に有利になる点とは?
もしも大企業を辞めてその後転職をする時、大企業に努めている際になんらかのコネクションをつかんでおけば、別の大手企業に就職することも可能になるでしょう。
コネクションがなかったとしても、高校3年間で取得できた資格や技術を活かせる企業は必ずあります。
そのためにも在学中に取れる資格は取っておく事をおすすめします。
また、試験勉強で使ったノートや参考書は保存して置きましょう。
保存しておけば、実際に何らかの資格を使った仕事をする際に復習することができます。
実技であればやっていく内に思い出すことができるのですが、知識系の資格であれば復習をしたほうが業務もスムーズですし、社内での評価アップにも繋がります。
また、工業高校での実習は実務経験として取り扱われますので、工業高校で優秀な成績を修めているのはその分野に期待ができる証拠でもあります。
自分の成績一つで信用を勝ち取ることができるのも勝ち組の特徴です。
勝ち組を継続させよう
大企業へ就職できたとしても、その環境を維持できなければ勝ち組ではありません。
高卒でも大卒でも学校を卒業したら同じ「新入社員」ですので、スタートラインは一緒です。
そこから同じ時期に入社した人物とどちらが会社に有益な人物なのか比べられ、出世できるかできないかが決まります。
勝ち組になるには当然出世を望まなければいけません。
そのためには大企業に就職できたとしても変わらない努力と勉強が必要になるのです。
最後までお読み頂きありがとうございました。