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    大学へ行かないと将来どうなる?高卒社会人が実態を教えます

    大学へ行かないと将来どうなる?高卒社会人が実態を教えます

    「大学行っても意味ないし、高校卒業したら就職しようかな…。」

    「でも親から大学は行くべきだと言われるし、大学行かないとダメかな?」

    このように自分の進路をはっきりと決められず悩んでいる人もいる事でしょう。

    学生時代は、最終学歴について強く意識する機会があまりないと思います。

    しかし、社会に出れば最終学歴によって人生に違いが出ることを痛感することとなります。

    この記事では、工業高校から工場へ就職した僕が「大学に行かないと将来どうなるのか」についてお伝えします。

    進路で悩む現役高校生や、その保護者の方には絶対に知っておいてもらいたい情報です。

    ぜひ参考にしてみてください。

    目次
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    大学へ行かないと給料が低くなる

    高卒で就職した場合と、大卒で就職した場合には、初任給の額に大きな違いがある事は、既に社会人経験のある親御さんは周知の事実だと思います。

    全国平均では、高卒の初任給が18万円〜に対して、大卒の初任給は20万円〜、大学院卒業だと22万円〜が一般的な基本給の金額です。

    高卒の初任給と、大卒の初任給の月額の違いはたった2万円ですが、年間にすると24万円も違います。

    それが2年、3年、5年… 10年…。

    これが長期間続いたら、もらえる金額の差は大きく開いてしまうのです。

    基本給の違いから賞与の額にも差が出てきますし、出世ができるか否かも学歴の影響はとても大きいと言えるでしょう。

    役職がつけばその分、役職手当などがついて給料も高くなるのですが、高卒の場合生涯平社員である人も少なくありません。

    このため、大卒で出世コースに乗った人と平社員の高卒者では、給与面で大きな差になってしまいます。

    入社したての若い頃は、数万円の違いしか感じなくて

    「高卒でも大卒でも大差がないじゃないか!」

    と思うかもしれません。

    しかし、入社年数が経って働き盛りの30代、40代となると僅かとは言えない金額の差に、同じ仕事をするのが馬鹿馬鹿しくなるでしょう。

    あなたが希望の職種に就いたとして、長い目でみたときに満足感を得られるのは高卒なのか、それとも大卒なのか、高校生の時期に知っておいて欲しいのです。

     

    大学へ行かないと結婚で不利になる可能性がある

    社会人として、仕事が充実しているだけでなく、プライベートも充実させたいですよね。

    実は、大学へ行かないと、将来結婚するにあたって不利になってしまう可能性があるのです。

    特に男性の場合は、その傾向が顕著に表れます。

    ルックスが良い男性の場合は、最終学歴が高卒であろうと、恋人になりたいと立候補してくる女性や、結婚を強く望む女性が現れるので問題はありません。

    しかし、ルックスがさして良くない男性は、学歴が高いことが結婚への強みとなるのです。

    女性が結婚相手に求めるものは、自分好みの異性と結婚して毎日好きな人の顔を見られる喜びに浸ることもしくは、金銭的に困らないで安定した結婚生活を送ることのどちらかです。

    モテ要素がない高卒の男性と、モテ要素がない大卒の男性をパートナーに選ぶなら、女性は断然大卒の男性を選ぶでしょう。

    結婚して子供が生まれたら、子供の教育資金だって必要ですし、家族で旅行にも出かけたいですし、老後の資金だって貯めておきたいと考えるでしょう。

    高卒で給料の少ない男性をパートナーに選んだことを考えると苦労が多い気がして、結婚適齢期の女性からは相手にしてもらえなくなってしまいます。

    逆に、高卒の男性自身も大卒に比べると収入が少ないので、結婚に消極的になりがちです。

    やはり家族を養うとなると、金銭的な心配が先に立ちます。

    高卒でも運良く収入の多い仕事に就くことができたなら、好きな女性との結婚に前向きになれますが、一般的にはやはり大卒よりも多い収入を得る高卒は稀な存在です。

    恋人ができたとしても金銭面の不安が拭えず、プロポーズが出来ないでいるうちに、結婚をして子供を持ちたい女性が去っていってしまう…。

    そんな高卒男性は少なくないのです。

     

    大学へ行かないと仕事内容が限られる

    大学を卒業する最大のメリットは、活躍できる仕事の幅を広げられることでしょう。

    端的に言うと、大学へ行かない場合、選べる職種や任せてもらえる仕事内容が限られてしまいます。

    高卒で応募できる求人は、もちろん大卒が応募することも可能ですが、応募条件が大卒となっている時点で高卒は面接を受けることすらできません。

    高卒のまま就職をするか、大学に進学するか悩んでいる人は、一度インターネットで求人情報を検索してみると良いでしょう。

    世の中にあふれる求人情報に目を通してみると、応募条件に大卒以上と書かれている求人がいかに多いか分かるはずです。

    また、勤務時間や休みの日数、福利厚生にも目を通してみてください。

    労働条件が恵まれている求人ほど、応募資格の欄に「大卒以上」と記載があることでしょう。

    高卒で入社した先の会社でも、働いていくうちに大卒との差を感じると思います。

    社員なら挑戦したいと思う花形の仕事ができるのは大卒社員で、高卒で入社した人は、事務作業や体を使ったキツイ仕事しかさせてもらえないなど、同じ会社内でも仕事内容の割り振りが高卒と大卒では違う会社も結構あります。

    仕事をする上で給料をたくさんもらいたいと思うのは当然ですが、やり甲斐のある仕事をしたいと誰もが思うでしょう。

    でも、高卒だからという理由でやりたい仕事を任せてもらえないのです。

    そんな環境に置かれたら、仕事への情熱も意欲も薄れてしまうかもしれませんね。

     

    大学へ行かないと転職がしづらくなる

    就職したものの、今の会社は自分には合わないと感じたり、本当にやりたい事が明確になって退職を考えたり、誰しも一度は転職を考える時期がくると思います。

    実際に、1度も転職をせずに同じ会社で定年まで働く人の割合はかなり少ないのが現状です。

    転職するなら、今の労働条件よりも良いところにキャリアアップしたいですよね。

    実は大学を卒業していれば、それも難しくはありません。

    大卒者向けの求人は、高卒よりも数多くありますし、違う業種に飛び込んでみるのもありです。

    同じ職種で転職先を探すなら、学歴と勤務年数を考慮して、前の会社よりも高い金額で交渉してくれる会社だってあります。

    しかし高卒だと求人数が大卒に比べると少なく、転職で評価されるのは前職で培った知識や技術なので、思い切って業種を変えたいと思ったときに、異業種では採用されにくい傾向があります。

    例えば、高校を卒業して飲食店でのホールスタッフとしての経験しかない場合、一般企業の事務の仕事では採用してもらえません。

    高卒者向けの中途採用の求人の場合、学歴で判断できない分、「経験者募集」「経験者優遇」とほとんどの求人で条件がつけられています。

    それでも20代前半と若いうちの転職であれば新しい業種の仕事への転職もできる可能性も残されていますが、年を追うごとに転職しづらくなってしまいます。

    実際に求人募集を見てみると、高卒が中途採用で応募ができる良い条件の会社は「29歳以下」「35歳以下」と応募条件に年齢制限があります。

    大卒の場合で専門性が高い仕事だと、年齢制限が設けられていなかったり、年齢制限があっても「45歳以下」となっていたり、転職可能な年齢の幅も広がります。

    やはり、転職においても高卒は不利で、大卒は有利なのです。

    また、例えば教育学部の出身でなくても、4年生大学で教員免許を取得していたとします。

    教員免許を生かさずに一般企業に就職して、転職を考え始めるなら、塾講師として働くことも可能ですし、児童と接する仕事に採用されやすくなります。

    この他、新しい分野で働くために資格を取得するのにも大卒の方が有利です。

    保育士免許を取得したいと思ったとき、大卒であれば通信教育のカリキュラムを受ければ国家試験に挑戦することもできますが、高卒の場合それすらもできません。

    このように、社会に出てみてはじめて、「大学を卒業しておけば仕事の幅が広がる」という言葉の意味がしみじみ分かるようになるでしょう。

     

    起業したい人こそ実は大学へ行くべき理由

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    起業家の中には、最終学歴が高卒の人も大勢います。

    「だったら別に大学に行かなくてもお金持ちになれるじゃん!」

    と思うかもしれません。

    しかし、起業するにあたっても大学を卒業しておいた方が、成功への道を開きやすいのです。

    大学で経済学や経営学を専攻すれば、将来の起業に役立つ知識を得ることができます。

    そこで得た知識は、実際に起業するときに大変役に立つことは間違いありません。

    起業したい人が大学に行くことのメリットは他にもあります。

    それは、人脈作りです。

    大学にいけば、高校時代と比べてたくさんの人と出会うことができますし、その中にも将来起業する人や、企業で優秀な成績を残す人はたくさんいるでしょう。

    そんな人たちとの繋がりを持っておくことは、起業した後に、会社を軌道に乗せられるかに関わってきます。

    法律の知識に詳しい人や、世界情勢に詳しい人、お金の流れに詳しい人など、大学時代にたくさんの味方を作っておくと、起業するにあたって心強いのです。

    また、会社経営を成功させる秘訣としては、長期思考を持つこととも言われています。

    長期思考とは、大学受験にとても重要な思考です。

    大学受験をした人は、高校時代、夏休みや冬休みに遊びたい気持ちを我慢して大学受験のために計画的に勉強に励んできたはずです。

    このように、感情に任せて行動したり、目先の利益にとらわれることなく、長い目でみて自分の利益になる方法を考え実践できる思考、つまり長期思考は自ら会社を立ち上げ、会社を経営するにはなくてはならない思考なのです。

    高卒から起業しようと思ったら、大卒よりもハードルは高くなってしまいますが、大卒者に負けない強い気持ちを持って長期思考で物事を考えられるようにシフトしていきましょう。

     

    まとめ

    大学を卒業すれば、将来の幅が広がるという意味をお分りいただけたでしょうか?

    高卒の給料事情や、転職事情はやはり厳しいものとなっています。

    さらに仕事だけでなく、恋愛や結婚にまで影響があるという事実に驚いた人もいるのではないでしょうか?

    「勉強が嫌いだから大学へ行かない!」

    と簡単に進路を決めてしまうことは、あなたの将来のさまざまな可能性を潰してしまうことになりかねません。

    これから進路を決める予定の人は、これらのことを踏まえた上で高卒で就職にするか、大学に進学するかもう一度考えてみてください。

    冷静に進路を考えることで、将来後悔するリスクも少なくなりますね。

    最後までお読み頂きありがとうございました。

    この記事を書いた人

    工業高校を卒業し、現在は機械設計を行っている二十代。
    主に自分の経験を元にして、高卒、工業高校に関する記事を書いています。

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