高卒の女性が仕事を選ぶ際、
「高卒でもできる仕事がいいんだけど、どんな仕事があるんだろう?」
「しんどくない仕事がしたいな」
「家事と両立できる仕事がしたい」
などの「高卒の女性でも働ける仕事の条件」に合った仕事を探すことは本当に難しいものです。
そこでこの記事では「高卒の女性におすすめの仕事」、反対に「高卒の女性におすすめしない仕事」について書いていきます。
具体的な仕事内容を知ることで
「この仕事ならできるかも!」
という仕事が見つかればとても嬉しく思います。
高卒の女性で就職先に悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
高卒の女性におすすめの仕事7選
高卒者の就職内定率は98%を超えており、実は大卒より内定をもらえる確率は高いのです。
しかし、高卒で働くという事はアルバイト経験も浅く、どの様な仕事があるのかを知らない人がほとんどです。
そこで、高卒(既卒・新卒)の女性に絞っておすすめの職種をご紹介します。
公務員
高卒者が公務員になるには、各都道府県が実施している地方初級試験やIII類試験を受験する方法や、市町村が独自に行っている職員採用試験を受験する方法があります。
国家公務員として受験することもでき、国家公務員一般職試験を受験することになりますが、基本的に受験者数が多く競争率はかなり高いと考えて良いでしょう。
しかし、合格すれば公務員としての身分となりますので安定した生活を送ることができるでしょう。
準公務員
公営競馬協議会・郵便局・地方局員共済組合などで、公務員ではないですが、国民の暮らしに大きく関わる公益性の高い仕事のことを指します。
民間企業と比べると、準公務員の業種は安定性が高く、規則や待遇面は公務員と同様で健康保険や年金に関しても公務員と同じ制度が適用されるのでほぼ公務員と言って良いでしょう。
受験は公務員試験を受ける必要はなく、民間企業が独自の採用試験を行います。
事務職
事務職が多い職場では、ほとんどの場合大多数を占めるのは女性社員です。
事務職には部署があり、総務、経理、その他の事務など業務内容は多く、人手不足の影響から求人は多い傾向が続いています。
学歴は特に重視してはいませんが、ワード・エクセルが使えることは必須で、資格試験に合格していると採用率も高くなります。
トラック運転手
トラック運転手と聞くとガテン系の男社会と思われているかもしれませんが、現在では女性ドライバーも多く活躍している業界です。
慢性的な人手不足のため、各社はドライバーの確保を最優先事項としており、福利厚生を整え荷積みの負担を減らす努力をしていることから女性でも十分働ける環境が作られています。
また、女性でも十分稼げるチャンスがある職種と言って良いでしょう。
バス運転手
各路線バス会社も人手不足が顕著で、ドライバー確保の為に大型二種免許取得制度を作ったりと、ドライバーの育成に力を入れている会社が多くあります。
女性のバス運転手は近年では珍しくなく、多くの女性ドライバーが業務をおこなっています。
おすすめできる点は、乗務を連続で長時間行うことはなく、一度巡回したら休憩を取ることが義務付けられていますので体力的にはかなり楽な仕事と言えるでしょう。
路線バス会社のメリットとしては、バス路線は地域の足であり、赤字だとしても必要ですので自治体が援助をするというケースが多くあります。
つまり倒産の可能性が低いということです。
工場勤務
工場での勤務は3K(キツイ・汚い・危険)と言われていましたが、現在ではそのようなことはほとんどと言ってよいほどありません。
女性が担当する場所では重いものを持つ事はまずありませんし、油をかぶるような作業は今は工作機械がしますので、それを動かすオペレーターになることが一般的です。
女性が多く活躍している分野としては精密部品の検査など、細かい作業のパートの求人が多くあります。
近年ブラック企業という言葉をよく聞きますが、工場にブラックはありえません。
休憩もしっかり取れ、残業もほとんど無いところが多く、生産数よりも安全を第一に考えている工場がほとんどです。
自衛隊
自衛隊は特別難しい試験は無く、高卒者でも入隊することができます。
自衛官候補生から一般曹候補生となります。
訓練は非常に厳しいですが、公務員ですので安定性は抜群です。
宿舎・食事・免許取得等無料で得られますので、ほとんどお金を使うこと無く貯金に回すことができるのが特徴です。
さらに自衛官の95%以上は男性ですので、女性自衛官は憧れの的、高嶺の花となり大人気でちやほやされること間違い無しの環境です。
退任したあとも協力会社からの再就職が容易で、ほぼ100%再就職できる環境が整っているというのも大きなメリットと言えるでしょう。
高卒の女性におすすめしない仕事3選
高卒の女性が就職先を決める場合、憧れや自分にできそうな仕事を選ぶ方が多いのですが、想像とは違う職場環境でしんどい思いをしたり、離職率が高い業種を選んでしまうと後で後悔することになる可能性があります。
そんな失敗をしないために、ここでは女性におすすめしない離職率が高い業種をご紹介します。
ホテル業
ホテルに宿泊した経験があるかと思いますが、従業員の仕事ぶりを見ていると、楽しそうにお客様と接していて憧れる方も多いのではないでしょうか。
しかし内情は早朝から出社し、朝食やチェックアウトの準備に入り、慌ただしく1日が始まります。
チェックアウトが終わるとランチの準備・営業をします。
その後ディナーを担当したりチェックインの対応です。
フロント・コンシェルジュ業務は、チェックイン・チェックアウトの待機から予約の管理で忙しく、シフトを組んで仕事に当たります。
レストランサービスは、朝食からランチタイム、もしくは朝食業務を終えて一旦中抜けに入りディナー業務に入ります。
拘束時間が非常に長いのがホテル業の特徴で、体力的にも非常に大変な職場です。
営業職
営業職は基本的に学歴は不問で誰でもなれるのですが、販売する商品によっては売りにくいものもあります。
例えば不動産を顧客に提案したとしても、18歳の高校出たての社員が提案した物件に判子を押す人はいないのは当然ですね。
若さがマイナスに働き、信用が足りないというのはどうにもなりません。
商品知識から顧客のニーズを学び、どの様な会話をして顧客に提案するか、それができるようになるまでには社会経験が必要となりますので、新卒よりも既卒の方のほうが有利と言えるでしょう。
調理師
調理師の仕事は男性でもかなり厳しいもので、未だに職人の世界を引きずっている人が多くいる業界です。
朝は早く、夜は深夜までかかることがほとんどで、その間ずっと立ちっぱなしで仕事をこなさなければなりません。
一生関わっていくという目標がなければ続かない職場であり、離職率もかなり高い業種です。
しかし真剣に携わるのであれば、役職は他の男性と同じ様にあがりますし、、学歴は関係なく平等に評価されます。
高卒の女性が就職活動する上で知っておくべきこと
就職に関して新卒であれば工場や事務職など単純作業が多く募集されていますが、既卒であれば営業職なども視野に入れることができます。
学歴や性別を理由に採用しない企業は減少傾向にありますし、女性だからこそ採用したいという会社が増えていますので、自分が何をやりたいのかどんな会社で働きたいのかよく考えてみましょう。
現在IT業界はかなりの人手不足で、人材雇用が急務なのですが、専門知識が必要ですので応募者が集まらないのが現状です。
こうした業界に早くから目をつけ、在学中にIT関連の資格を得るというのも道が広がる一歩と言って良いでしょう。
会社と自分の将来性を見据えて職場を選ぼう!
現在会社の平均寿命は30年と言われており、どの様な企業でも倒産リスクがあるというのは常識となっています。
就職先となる会社は、応募者を面接や試験で値踏みしますが、その前にその会社自体を値踏みする必要があります。
会社の将来性・安定性・健全性をまず見て、入社後どの様なスキルを得ることができるのかを考えましょう。
万が一その会社が倒産したとしても得た知識や経験・スキルがあれば転職も可能ですので、単純に給料が高いとか家から近いとかそういう理由で就職先を決めるのは避けたほうが良いですね。
最後までお読み頂きありがとうございました。