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    工業高校の学科選び|就職に有利な学科を機械科卒業生が教えます

    「工業高校からの就職で、一番有利な学科は何だろう?」

    このように考えている方は、多いのではないでしょうか。

    正直僕も工業高校に入学する前は、どの学科にしようか結構迷いました。

    そこでこの記事では、僕の経験を元に工業高校の学科選びについて解決しようと思います!

    就職に有利な学科と合わせて、僕がおすすめする学科も紹介するのでぜひ参考にしてみてくださいね。

    目次

    工業高校の就職で一番有利な学科とは?

    工業高校の就職で一番有利な学科は、機械科です。

    機械科が就職で有利と言える理由は、機械科は企業からの求人が多いからです。

    当然求人が多ければ、就職先の選び幅も多くなるので就職で有利になりますよね。

    では、なぜ機械科にはたくさんの求人があるのでしょうか。

    その理由は、

    「工業高校の求人は製造業が大半であるため、さまざまな製造業に就職が可能な機械科は、必然的に求人が増える」

    という訳です。

    僕は機械科出身なのですが、高校当時の求人数は、生徒数に対してめちゃくちゃ多かったです。

    現代の製造業は、人手不足の問題を抱えている企業がたくさんあるので、これからの機械科の就職状況もますます良くなると言えますね。

    また、求人の中には機械科指定の求人も多くあります。

    機械科は工業高校の学科の中でも偏差値が高い傾向にあり、企業からも重宝されているのです。

    就職を第一に考えて学科選びをするなら、僕は機械科をおすすめします。

    はっきり言って頭がそれほど良くない方でも、求人が多いので中規模以上の会社に入ることができる可能性が高いですよ。

     

    工業高校でおすすめの学科

    工業高校の学科で、僕が個人的におすすめするのは電子機械科です。

    「そもそも電子機械科って何?」

    と思う方も多いと思うので、簡単に説明しますね。

    電子機械科とは、「機械科と電気科の良いとこどりをしている学科」です。

    つまり電子機械科では、機械科で学ぶ内容と電気科で学ぶ内容の両方を学ぶことができるのです。

    僕が電子機械科をおすすめする理由は、この両方の知識を一つの学科で学ぶことができて、これから十数年先に技術者になった際に必要になる知識を効率良く学べる点です。

    「電子機械科で学ぶ内容がなぜ将来必要になるか」について、少し難しいですが工作機械を例にして話をしますね。

    近年の工作機械業界では、機械の自動化が急速に進んでおり、人間の加工技術で直接加工物を削ることが少なくなっています。

    しかし機械科の実習では、加工物を旋盤やフライス盤などで直接加工する技術を学ぶのです。

    このような職人的な技術を学ぶことは、企業で即戦力として活躍できますが、将来的にはあまり必要とされなくなっていくので、長い目で見た時にはおすすめできません。

    電子機械科では、機械を制御するプログラミング技術を学びますが、このプログラミング技術こそこれから重要になる技術なのです。

    機械を数値で制御して加工物を加工するため、人間は直接加工する必要がなくなります。

    人型ロボットで例えると分かりやすいですが、手足が動いたり、喋ったりするのも全てプログラミングされているからです。

    このように機械が自動で加工してくれることで、人が加工するよりも早い時間で、高い精度で加工できるのです。

    企業側から考えても、人件費も抑えられ大量生産できるとなると良いこと尽くしですよね。

    機械の自動化がますます進む理由も納得できます。

    プログラミング技術は、電気的な要素が多く関わってくるので、電子機械科では電気科で学ぶ内容も学んでいるのです。

    僕は機械科を卒業し現在、とある企業で機械設計の仕事をしていますが、電子機械科を卒業すれば良かったと思っています。

    機械設計の仕事では、機械的な要素だけではなく、電気的な要素も踏まえて設計が必要になります。

    しかし、僕は電気に関する知識が全くありません。

    電気屋さんと話しをしても

    「何言ってんの?」

    と、こんな感じです。

    もし電子機械科で勉強できていたら、もっと幅広い知識を持って設計の仕事ができると思っています。

    話が少しそれましたが、僕が言いたいことは、

    電子機械科は「機械を動かすにはどうしたらいいのか?」について学ぶため、将来必要なスキルを学ぶことができるのです。

    学科別に授業内容を詳しく知りたい方は、【工業高校の授業内容とは?学科別に工業高校出身の僕が解説します】を参考にしてみてくださいね。

     

    就職から逆算して学科選びをしよう

    工業高校は、学科によって授業内容が違います。

    学ぶ内容が違うということは、当然学科によって就職先も違ってきます。

    つまり、中学生の学科選びの段階から、就職先の選択は始まっているということです。

    高校3年生になって、あわてて就職先を探すのはやめましょう。

    僕は3年生になってからあわてて就職先を探し出した経験があるので、それでは遅いということが痛いほど分かっています。

    「自分が将来何の仕事をしたいか」

    この視点で学科選びをしていきましょう。

    ・自動車を組み立てたい

    ・船を造るための溶接作業者になりたい

    ・建築会社で設計がしてみたい

    ・電気工事のスペシャリストになりたい

    ・化学系の研究者になりたい

    上記のような具体性があれば、学科選びに悩むことはないですよね。

    反対に、「就職したいけどやりたい仕事がない」という人は、消去法で考えてみてください。

    自分が絶対したくない仕事を順に考えて、

    「この仕事だったらなんとか続けられそうだな」

    という考えでOKです。

    工業高校は就職するための高校です。

    就職から逆算して、学科選びをしましょう。

     

    興味がある学科を選ぼう

    興味がない勉強を3年間続けるのって結構苦痛ですよね。

    なので高校3年間は、自分に興味がある学科で勉強することをおすすめします。

    僕は、ものづくりが好きだったので、機械科に入学しましたし、3年間は全く苦ではなかったです。

    むしろ楽しく機械について勉強できました。

    自分が興味のあることは、成長が速いですし、成績も上がりやすいです。

    現在では機械設計、開発の仕事ができているので、とても嬉しく思っています。

    ものづくりが好きな僕ですが、実は高校時代に興味があった学科がありました。

    その学科は、工業化学科です。

    工業化学科では、各種材料について学び、化学実験や分析の実習を行います。

    僕の友人に工業化学科の生徒がいましたが、実習がとにかく楽しいと言っていました。

    僕は高校3年間「工業化学科で分析作業したいな~」と思いながら、汗だくになりながら溶接や機械加工をしていましたね。

    僕は設計が好きだったので、製図やCADは最高の時間でしたね。

     

    まとめ

    工業高校の機械科の求人は、他の学科と比べて多く、就職には有利と言えます。

    しかし機械科だけが、ずば抜けて有利ということではなく、基本的にどの学科も就職に強いです。

    「絶対にこの学科が一番!」という学科はありません。

    結局、自分が興味のある学科で成績を伸ばして、大企業に就職することが一番良い道なのです。

    あなたの地元の工業高校のホームページを見てみてください。

    どんな学科があって、何が学べるのか、就職先はどんな会社があるのか分かります。

    学科選びは、高校3年間だけでなく、就職先まで左右しかねません。

    じっくり考えて、選択しましょう。

     

    最後までお読みいただきありがとうございました。

    この記事を書いた人

    工業高校を卒業し、現在は機械設計を行っている二十代。
    主に自分の経験を元にして、高卒、工業高校に関する記事を書いています。

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