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    工業高校から大学進学する方法|工業高校出身の僕が詳しく解説します

    近年では、高校生の大学進学率は50%を超え、短大、専門学校などを含めるとおよそ80%を超える進学率となっています。

    現在工業高校へ在学している人の中にも、最初は高校卒業したら就職しようと考えていた人が

    「やっぱり大学へ行きたい!」

    と考える人も多いのではないでしょうか。

    そこで今回は、工業高校から大学へ行く方法について解説していきます。

    「工業高校から大学って行けるの?」

    「頭良くないけど大学入試は大丈夫かな?」

    と不安を感じている方は、ぜひ参考にしてみてください。

    目次

    工業高校から大学入試は受けられるの?

    工業高校では、就職する人の方が多いのは確かで、授業のカリキュラムとしても実務を重視したものが多いのが一般的です。

    エンジニアとして即戦力になれるよう教育を受けられるのが魅力ではあるものの、大学に行って勉強したいと思ったときには、

    「工業高校から進学すること自体難しいのでは?」

    と思ってしまいがちです。

    しかし、工業高校からでも普通科高校生と同様に、大学入試を受けられるようになります。

    工業高校から大学入試を受ける場合、2通りの方法があるのでそれぞれ紹介しますね。

    工業高校から大学へ行く方法【推薦入試】

    工業高校から大学へ行く方法として、現実的なのが推薦入試です。

    学校長の推薦で受けられるものもありますが、AO入試のように自己推薦できるものもあり、大学によって設けている枠組みは異なっています。

    その大学で学ぶ学生として自分が適しているということをアピールし、大学側に納得してもらえると合格できるシステムだと考えると良いでしょう。

    一般的には面接か小論文、あるいはその組み合わせによって評価されます。

    大学によっては英語などの限られた科目の筆記試験も課されることがありますが、全体的な傾向としては筆記試験なしで合否が決定されるようになっています。

    つまり推薦入試のメリットは、筆記試験がないことで、大学入試レベルの勉強を行っていない工業高校生でも試験に合格しやすくなることです。

    【推薦入試について詳しく知りたい方へ】

    大学推薦入試とは?分類を基本から分かりやすく解説します!

     

    工業高校から大学へ行く方法【一般入試】

    大学の一般入試には様々なものがあり、

    「一般入試にはセンター試験はつきもの」

    と思っている人が多いですが、以下のような仕組みに分けられます。

    ・センター試験を使用するもの

    ・センター試験を使用しないもの

    センター試験とは、国が実施している統一試験で、主要科目は一通り受験できる仕組みになっています。

     

    まずは、センター試験を使用する場合の一般入試について説明していきますね。

    大学によって異なりますが、センター試験の点数で合否が決まる仕組みになっている場合が多く、指定されている科目を受験していれば出願するだけで合格か不合格かが分かります。

    また、国公立大学では、センター試験の成績で、個別試験を受ける人を選抜するために用いられているケースもあります。

    最終的には志望先の個別試験が合否を決めることになります。

    その際のセンター試験の点数が加味されるかどうかは大学によって異なります。

     

    続いて、センター試験を使用しない場合の一般入試について説明していきますね。

    一般入試の中には、センター試験の点数は関係なく、大学が個々に作成している個別試験のみで選抜するケースもあります。

    受験科目も個々に大学が決めているため、五科目以上もある上に面接と小論文もあるというケースもあれば、一科目や二科目だけで良いというケースもあります。

    つまり、大学の方針によって試験内容が違うのです。

    科目数を減らせば高校であまり深く勉強していない問題をカバーできる可能性が高いため、入試を受けるときには有力候補になるでしょう。

     

    一般入試を工業高校生が受ける場合、普通科高校などの進学校生と同じ土俵で入試を受けることになりますが、

    工業高校では入試対策の授業をしてくれないので、かなり不利になることは覚悟しておかなければなりません。

     

    工業高校から大学へ行くと苦労する点

    工業高校から一般入試で大学進学を目指す場合、カリキュラム上普通科高校生より不利になることは前項でお話しましたが、

    無事に合格することができたとしても、入学してから苦労する点もあります。

    基礎的な学力では普通高校を卒業した人に比べると劣ってしまうため、必修科目で授業に追いつけずに苦労することがあるのです。

    特にネックになりがちなのが英語で、工業高校では英語に力を入れていないため、多くの学生が苦労します。

    工業高校で学ぶ英語の授業内容はこちらの記事を参考にしてみてください。

    工業高校の英語のレベルってどれくらい?工業高校卒業生が教えます

     

    また、入試の方法は2通りありますが、一般入試で入学した人に比べると推薦入試で入学した人の方が勉強で苦労する傾向があります。

    その理由は簡単です。

    推薦入試で入学した人は、筆記試験が免除されている場合があるため、学力が大学レベルに追い付いていないまま入学することになるからです。

    反対に一般入試で入学した人は、筆記試験の勉強をしているため、必然的に入学後に苦労することは少なくなります。

    また、工業高校では数学や物理などの比較的よく学んできたはずの科目であっても、受験勉強を切り抜けた普通高校の人に比べて劣ってしまうことがあります。

    これは、もともと大学のカリキュラムは、普通科の高校を卒業した人の学力を想定して作られているからです。

    そのため、工業高校で身につけた専門的な知識や技術はあまり生かせることはなく、むしろ英語や数学などの基礎力が足りなくて困ることが多いのです。

    ただ、工業高校で専門としてきた分野と同じ専門学部を選んで進学した場合には、二年生や三年生になってから高校で学んだ知識や技術が役に立つことはあります。

    大学で学ぶことを高校の時点ですでに教わっているからです。

    楽ができるという観点では良いかもしれませんが、授業内容によっては知っていることばかりで進学した意味は何だったのかと苦悶してしまうリスクもあります。

    ただ学歴が欲しいという人もいると思いますので、そのような人には有効です。

    このように大学の教育は、工業高校のカリキュラムを履修してきた人のことを想定していないために、工業高校生は苦労してしまうことになるのです。

     

    どんな大学を候補にしたら良いか

    工業高校から大学に進学するときに、どの大学を候補にしたら良いかで悩む人もいるでしょう。

    その際にまず重要なことは、大学に進学する目的を明確にすることです。

    専門職や技術職として働きたい場合には、高卒に比べると大卒の方がより高度な仕事に従事できるようになります。

    しかし、「将来はこの仕事をしたい」

    とはっきり決まっていない人も多いですよね。

    その場合には偏差値から判断して相応の総合大学を選んでおくのが無難です。

    総合大学では基礎科目が他の学部とも共通になっていることが多く、もともと得意ではない人も理解できるような授業を行ってくれる傾向があります。

    入学してから授業についていけないというリスクが低くなるのがメリットです。

    大学で今まで培ってきた技術や知識を伸ばしたいという場合には工科大学などの専門性が高い大学を選びましょう。

    可能であれば、自分が専門としている分野で有名な教授がいる大学が良く、その人の指導を受けられれば飛躍的に能力が高まると期待できます。

     

    一方、将来就きたい仕事がある程度決まっていて、大学に進学する目的がある人もいるでしょう。

    大学は、普通高校や工業高校などは関係なく、自由に学部や学科を選んで入試を受けることが可能です。

    しかし、入学してみたらあまり興味のない内容で、入る学部を間違えたというケースも少なくありません。

    このような状況を未然に防ぐためにも、他の学部に移れる制度がある大学を選んでおくのが賢明です。

    また、その大学に工業高校で得た知識を活かせるような学部や学科があれば最良な候補と言えるでしょう。

    【大学選びに迷ったら読んでください】

    大学の選び方が分からない?大学選択の5つの基本を教えます

     

    最後までお読み頂きありがとうございました。

    この記事を書いた人

    工業高校を卒業し、現在は機械設計を行っている二十代。
    主に自分の経験を元にして、高卒、工業高校に関する記事を書いています。

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